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『李 禹煥と向きあう茶会』21世紀美術館


岡本 恭子さんが主催された『李 禹煥と向きあう茶会』とても良かったです。ご案内でいただいていたチラシで「黒楽茶碗?」とボヤっと思っていた意匠は、リ・ウーハンの『Correspondence』という作品でした。お恥ずかしい。 ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52462744/picture_pc_ce28b54f0d4b1cd8a696f1f282ca66ba.png) 吹き抜けで3階分くらいありそうな広い空間に吊り下げられたキャンバス作品の下に点前座。白い水指、ブロンズの棗、白い茶碗に金属の蓋置、切子釜。わずかに16席がその点前座を半円で囲みます。お菓子とお茶を運ぶ方たちも、黒、グレーの無彩色のツーピース。肉体には沿わず、能衣装のように独自のフォルムを持ちます。 ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52462754/picture_pc_11f8245e066a5dd0beba50b63a9df2a0.png) なんというか、とても抽象化された世界。 そもそもお茶を飲む、って行為自体が抽象ですものね。一期一会、をとても感じたお茶会でした。無理して来て良かったです。 なんとなく思ったのは、利休さんがつくられた四畳半(待庵は二畳ですね)での親密過ぎる空間、あのようなギュッと凝縮された空間は、逆にこのように広過ぎる空間でもやりようによっては実現できるのかな、ということでした。 また、あらためて思いましたが、金沢はとても素敵な街です。 21世紀美術館まで、BANKERS STREET CAFE の方からブラブラと歩いて行ったので、名残の八重桜、美しい金沢城のみどりと石垣、北国ならではの冷たい空気、露路としても最高でした。 ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52462809/picture_pc_3f9176dc1db0f3282d468cfc2e5a9697.png) ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52462783/picture_pc_548bce15d9f9294b20df590fa833ca4e.png) ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52462841/picture_pc_3b9990d98ca5153c8fcd97b0951e5d70.png) ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52462849/picture_pc_01289928e38434dc599dc735267c5d30.png) 翌日は、このお茶会で使われた茶道具の若い作家さんたちの展示会にお邪魔しました。これがまたとても素敵なギャラリーで。。 思わず金沢に移住したくなったほど。そのお話はまた次の機会で。 #茶会 #21世紀美術館 #金沢 #リウーハン

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