「とりどり」(「Tri」別冊)
「Tri」はざっくり篠弘さんの『現代短歌史』以降のできごとについて毎号テーマを設定し、論を書きついでいく短歌史同人誌です。
2018年11月24日(日)の文学フリマ東京では、「Tri」本誌の新刊はありません。別冊が出ます。
「H2O企画」スペースは「ツ-39〜40」です。
第二十九回文学フリマ東京 (2019/11/24(日))
https://bunfree.net/event/tokyo29/
https://c.bunfree.net/c/tokyo29/!/%E3%83%84/39
今回は過去に書いたもので、あまりorまったく人目にふれていないのではないかというものを持ち寄りました。結社誌・同人誌掲載の文章ってほぼ出したきりになるので、一部例外を除き、そのまま埋もれていきます(総合誌でも然り)。年月を経たものもありますし、そういうものを再度出すのもよいのではないかーというのが「とりどり」です。別冊「とりま」に続くお蔵出し号です。
今回は「史」の部分はそこまでこだわらず、一応短歌関係であればいいくらいのつもりでやっています。いつもは扱わない時代のものもOKとしました。
エッセイ的なものが多くなるのではないかと思っていたら、案外まじめな文章が多かったです。
それと並行して「「Tri」別冊原稿募集」をしてみました。こちらは短歌史に興味がある人で論理的な文章であればOKくらいの募集です。そうしたら、中西亮太さんから原稿をいただけました。こんなテキトー進行の同人誌に寄稿いただき、ありがとうございます。
(参考)「Tri」別冊原稿募集
https://note.mu/klage/n/nccc4fb9c7460
以下、「とりどり」目次。
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「とりどり」(「Tri」別冊)
「多磨」一九四五年九月号が短歌雑誌の戦後第一号である
中西亮太
「肉体短歌論争」再考(初出:「かりん」二〇一〇年九月号)
大井学
『山稜』における雪(初出:「短歌人」二〇〇六年四月号)
花笠海月
『草』のことなど(初出:「短歌人」二〇〇五年八月号)
花笠海月
残される混沌
小野茂樹『黄金記憶』・小中英之『過客』
濱松哲朗
大口玲子の椿(初出:「みなと第二号」(二〇一九年八月))
狩峰隆希
「歌詠みの建築家」(初出:「短歌人」二〇一三年一月号)
花笠海月
栗林さよ子歌集より(初出:「短歌人」二〇一四年八月号)
花笠海月
おくづけ
※再録はそれぞれ加筆修正あり。
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本文24頁
発行・2019年11月24日
600円
(イベント等直販の場合、その他価格で販売する場合もございます。その場合は告知します。)
今回は表紙デザインのみ真田幸治さんにお願いしました。
スケジュールキツすぎて本文は私です。みづらいところがあるかと思いますが、興味のある方、よろしくお願いいたします。
当日「Tri」バックナンバーも搬入予定です。
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バックナンバーについては下記。
・同人誌「Tri」創刊号について
https://note.mu/klage/n/n43ab6326635e
・「Tri」第2号(荻原裕幸特集号)
https://note.mu/klage/n/n67e263ab9fd6
・「Tri」第3号(研究余滴号)
https://note.mu/klage/n/ne977cd9a109e
・「Tri」第4号(『サラダ記念日』1)
https://note.mu/klage/n/n6273c9b0792e
・「Tri」第5号(ろんそう!号)
https://note.mu/klage/n/n6dd95b0f8d84
・「Tri」第6号(『サラダ記念日』2)
https://note.mu/klage/n/na8766fa7058d
・「Tri」第7号(さよなら平成号)
https://note.mu/klage/n/n14ec22fb05e2
・「ことり」(「Tri」別冊)
https://note.mu/klage/n/nc216793a6596
・「とりま」(「Tri」別冊)
https://note.mu/klage/n/n67718415d70c