kindleの「短歌」2
気まぐれにkindle内を「短歌」で検索して気づいたもののメモです。
私がさっき(これを書く前に)気づいたというだけで登録が新しいとはかぎりません。
『古今和歌集全評釈』(片桐洋一)
上
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NCY5V6J/
中
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NCXS24Z
下
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NCY2NJH/
今回のビッグタイトル。
片桐洋一さんの『古今和歌集全評釈』が講談社学術文庫入りというだけで「神なの?」という仕事ですが、同時に電書化まで。「古典、ちょっと興味あるわ~」という人におススメ。
3冊買うと8500円超えというお値段ですが、元版もまだ値崩れしてないので文庫化はうれしい。ただ、文庫もごんぶとなの手軽さを求めるならで電子版と思います。
こんなん買っても無駄では?と思われると思いますが、大丈夫です。私も買ったけど読んません。辞書みたいな使い方をするものなので、読むのは目指さなくていいのです。
8500円も出せないわーという方は同じ片桐洋一さんがなぜか(しらじらしい)『古今和歌集』の全首を現代語訳されている笠間書院の本をご案内します。1冊にまとまっています。お値段も3冊本の後に見ると安いです(2200円です)。が、ページ数見ればわかるとおり講談社のものとは情報量に格段の差があります。
『古今和歌集(笠間文庫 原文&現代語訳シリーズ)』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00PMD0NOS/
笠間の後に3冊本も興味あるわーとなったら、サンプル版を見てみてください。冒頭何ページかなんで上巻は歌の評釈まで見られません。中巻、下巻のサンプルですと歌の評釈や語釈や注はもちろん、解釈史や校異までチラ見できます。
このようにすばらしい内容なのですが、欠点もあります。検索できません(講談社、笠間共に)。下巻に収録されている索引(各句索引と事項索引)はありますが、電子版だと下巻を広げながら上巻をひろげることはできませんのでここは不便です。
参照したいところにたどりつくためには「見たいページをメモ→下巻とじる→上巻の該当箇所をさがす」という動作が必要になります。この形式の索引だと参照は紙版より大変になります。検索は電子版のメリットですので、今後の新企画では御検討をお願いしたいです。
この調子で久保田淳さんの『新古今和歌集全評釈』も文庫&電書化をやっていただきたいです。
「Quaijiu Vol.1」(怪獣歌会)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PDHSCLD/
もともとネットプリントでした。登録情報の「紙の本の長さ: 73 ページ」にややおどろく。そんなに分量あったっけ。
注意書きが親切。「商品の説明」よりコピペ。
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※ この電子書籍の内容は、怪獣歌会公式noteで公開予定のものと同一内容です。
※ つまり、読もうと思えば無料で読める。
※ Kindle版は有料ですので、ご注意ください
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Amazonの商品説明はURL貼ってはいけない(だったと思います)。少なくともマーケットプレイスは「HTML、JavaScript、その他の実行可能ファイルを商品詳細ページに含めることはできません。」とあります。
商品詳細ページの規則
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/help.html?itemID=200390640&language=ja_JP&ref=efph_200390640_cont_1801
「Quaijiu Vol.1」noteは下記。
Quaijiu Vol.1
https://note.mu/quaijiu/m/m3fa51f543611
『めくるめく短歌たち』(錦見映理子)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NDFDR5D/
http://www.kankanbou.com/books/tanka/essay/0348
短歌紹介エッセイ本です。
侃侃房さんの電子版は新鋭短歌等シリーズのものは全部っぽいのですが、他のものが電書になるかどうかはよくわからないという状態です。
この本はいわゆる入門書ではありませんし、長く短歌に関わっている人も新しい発見のある本だと思います。しかし、とにかく読みやすいので入門的にも読める本だと思います。
入門的に読めるものは電子版があるとおススメしやすいのです。侃侃房さんの電書は今のところすべて読み放題に入っているのでさらにおススメしやすい。「電子版でないかなー」とつぶやいたりしていたら、本当に出ました。やったー。
『孔雀石の小箱 槐多詩歌集』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NZ43YML/
版元の藍色堂さんは「パブリック・ドメインとなった文学作品,特に日本近代文学や欧米の翻訳文学を復刊しているプライベート・プレスです.」という説明。
160円という価格ですので、槐多の歌が手軽に読めます。
「NHK短歌」
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PCL81XM/
http://www4.nhk.or.jp/nhktanka/
来年度の「NHK短歌」のテキストが登録されました。4月号発売あたりで1年分が登録されます。
4月だと1年先まで買えるのに、3月入ったあたりだと次号も買えないという事態に。毎年のこととはいえ、なんとなく納得いかないことのひとつ。
短歌ムック『ねむらない樹』
vol.1
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NWQ8FKH/
vol.2
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NYVSMD2/
『ねむらない樹』が2冊同時に電書化されました。電子版が入手できる短歌関係の定期刊行物が増えました。
内容は下記参照。vol.2は私が書いてますので特によろしくお願いします。
http://www.kankanbou.com/books/nemuranaiki/
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(「kindleの「短歌」」まとめ)
kindleの「短歌」2
https://note.mu/klage/n/n7ce64a22d24e
kindleの「短歌」1
https://note.mu/klage/n/n56f360971b7e