いつとはいわない
先日、酒の席でからまれた。
私はお酒を飲まない。
だから酒の席であるから問題だったのだとは言いたくない。酔っていようと酔っていまいと、他人に理不尽な思いをさせていいのかという話だ。酔っぱらいだからしようがないよーはうんざりだ。
もちろん酔って、なにがしかの失敗をすることはあるだろう。しかし、人は酔ってなくても不始末をしてしまうことがある。
何かまずいことをやらかす。酔っているとき、あるいは酔っていない状態どちらでも誰でもやってしまう可能性はある。「やらない」と思っていてもやってしまう。それは仕方ない。
酔っていたことを理由に後処理をこばむ、謝罪を拒否することを私はよくないと思う。
で、からんできた人は今の若者の歌は残らないみたいな話をしだした。
自分の価値観に合致しない短歌を否定することは、それはそれでよい。そういう攻撃的な内容を口外するのは下品であるという考えもあるけれど、言いたい人をとめることはないと思う。さらに、自分が持っている教室でも絶対紹介しないと言う。それも自由だ。カルチャーの年齢層とのマッチングを考えればそういうこともあるのかと思う。
ここまでは愉快ではないが「個人の感覚による判断だからしゃーない」の範囲だと思う。その次が不愉快だった。ある若い歌人を指名して「よくない」と言った。「だってわからないだろ、あなたもわからないでしょ」「自分はわかるけど」とも。支離滅裂。
ある風潮や特定の歌人を否定するのはいいです。しかし、それって酒の席ですることですか? 文章でやれと思います。書くほどではないけれど今の考えをしゃべりたい時もあるだろうとは思う。絶対文章とまでは言わないけれど、口頭でやるなら少なくとも理由が説明できる状態(酒の入ってない状態とまでは言わないが過度に酔っぱらっていない状態)でするべきでは。意味のわからない飛び方をする話を聞くほうは苦痛です。
若者の歌集をばんばん紹介する岡井さんはえらい、と思いました(こなみかん)。
カンジのいい若者がdisられているのに「はいはい」って聞く義務はないので、他の人に席をかわってもらいました。ここをご覧になるかどうかはわかりませんが、その節はありがとうございました。