ただひたすら無心で刺繍していた
昨晩は、いろんな方と会い、いろんな話を聞かせていただいた。
それが原因か、悪夢を見てうなされ、早朝覚醒した。
もう少し眠れまいかとしばらくゴロゴロしたが、結局諦めて3時に起床し、リビングに向かった。
ふと机の上を見やると、娘と日曜日に始めた刺繍が、まだ完成しないままに机の上に置いてある。
娘の名前を刺繍してくれと頼まれていたものだ。
来週完成させるからと約束していたが、どうせ暇だしなとおもむろに糸と針をとって、ただひたすらに刺繍を始めた。
一時間ほどして、刺繍は完成した。
刺繍なんてしたのは、何年ぶりだろうか。
というか、今までやったことあっただろうか。
YouTube動画で娘に観せられたやり方を見よう見まねでやって、とにかく焦らず、もつれそうになったら丁寧にゆっくり糸を通して、続けてやりたくても、一つひとつ玉結びして、、、
不恰好ではあるけれど、なんとか出来上がった刺繍を観ていると、
そうだ、不恰好でいい、
最初からうまく完璧にできなくていい、
焦って大失敗するよりも、焦らずゆっくりと時間をかけて、一つひとつ丁寧にやっていけばいい、
なにより、よくやっているとまず自分を認めて、労ってあげよう、
そんな風に思えてきた。
朝の悪夢からの寝覚めの悪さはすっかり晴れていた。
娘が刺繍を頼んでくれたことに、感謝した。
今自分ができるこもに真摯に向き合おう。