百田尚樹さんの『夏の騎士』を読みました
風邪から回復し、元気が出てきたので、先輩に紹介していただいた百田尚樹さんの『夏の騎士』を読みました。
いけてない僕と仲間2人で結成した一夏の騎士団が経験したささやかな冒険の話でした。
クラスメイトたちとの人間関係、騎士として守ると誓ったレディ、文化祭の出し物、クラス一の嫌われ者の壬生、そして、連続殺人など、小さな街で起こる出来事が小学6年生の僕の視点で描かれています。
臆病者の僕が、小さな勇気を少しづつ振り絞って、成長していく姿や、イケていない僕らと壬生が、団結して、何かを目指すうちに、次第に友情と生きる力をつけていく姿が爽やかで、スカッと読み終えることが出来ました。
最後に大人になった僕が、当時を回想して、あの夏に体験した経験を通じて、ベストを尽くすことを学んだ、ベストを尽くさないで逃げることこそ恥ずかしいことだが、決して結果を出せなくてもベストを尽くせば悔いは残らないことというようなことを書いていて、今の少し元気が出てきた心境にぴったりマッチして、とても清々しい気持ちにさせてくれました。
オススメの一冊です。