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お母さん、心配しないで。もう大丈夫。私は100パーセント母になれるよ。

おはようございます😃


出張から帰ってきて以来、娘がぴったりくっついて離れません。


そんな娘を見ていると、愛しさが込み上げてきます。


夫も私も2週間の出張で物理的に少し距離を置いたことで、ふんわりとお互いに感謝する空気が漂っています。


途中一日帰宅したとはいえ、人生初、2週間の出張でいろいろと気づくことが多かった。本当に感謝です。


※※※


昨日娘と近所の公園に行く前、ぼんやり家族でテレビを観ていました。


動物園で飼育されているゴリラたちの物語でした。

その動物園では、なるべく1匹でいるゴリラを減らそうという取り組みがなされています。


かつてショーに出演していたり、動物実験のために日本に連れてこられたゴリラたちは、成長の適切な段階で群れと過ごす機会が与えられず、群れに溶け込めない孤独なゴリラになることも多いんだそうです。


その番組の中で、特に心を打たれた3匹のゴリラがいました。


まずマツコ。


ショーをするために群れのゴリラとも引き離され、ゴリラの群れに馴染めず、心を閉ざしています。そんなマツコが群れに溶け込み母になるまで。


次に動物実験の対象として狭いゲージで飼育されてきたゴシチくん。


特殊な環境で育ったにもかかわらず、ビッグハートダディとして広い広い心で群れの孤独なゴリラが群れに馴染むまでずっと適切な距離で見守りつづけています。


若いゴリラたちがじゃれあっている時はそっと見守り、大喧嘩になりそうなときだけすかさず仲裁に入る。


孤独なゴリラが新しく群れにやってきたときも、そっと見守り、他の群れの仲間のかまいが度を越しそうなときだけ、距離をとらせる。


ゴリラ不信でやってきた新参者にとって、本当に困ったときに助けてくれる存在がいる。


なによりも心強いことなのです。


こうして、少しずつ傷ついたゴリラも群れに馴染んでいきます。


そんな傷ついたゴリラの中に1匹、育児放棄されたが故、赤ちゃんを育てられないイチゴがいます。


赤ちゃんゴリラが産まれても、どうして良いか分からず途方に暮れてしまうのです。


そして、そんなイチゴの様子を見てずっと赤ちゃんゴリラに興味を示すマツコ。今、動物園ではマツコに赤ちゃんゴリラの代理母になってもらおうという取り組みが進んでいます。


この3匹のゴリラたちのゴリラ模様を見ているうちに、胸に熱いものが込み上げてくるのがとまりませんでした。


※※※


私も、幼い頃、母にほぼネグレクトみたいに育てられた。


でも、母も悪気があったわけじゃない。


自身も忙しい祖母に柱にくくりつけられて育てられた。


だから、育児のやり方が分からなかったのだ。


昔はずっと片思いだと。一生片思いだと。


いつも心の中で「お母さん、お母さん、振り向いて。私はここにいるよ。」


何回泣いたことでしょう。


でも、今の私の心は晴れ晴れしています。


お母さんは、育児のやり方が分からなかったんだね。


長崎に生まれ、長崎に育ったお母さん。


やっと馴染んだと思ったら転勤。何度も何度も、自分を知っている人から根こそぎ引き抜かれて、自分が何者であるか知ってくれている人がいないなかで育っていくことがどんなに孤独で苦しいことか、分からなかったんだね。


自分が全く理解できないほど感受性の強すぎるこどもが、大好きな親族大人たちが骨肉の争いで激しく争う姿を見て、どれだけ傷ついたか分からなかったんだね。


勉強なんかできなくてもいいよ、そう言っていたのに、祖父の妄執である医者になることを押し付けた私の苦しみをお母さんは分からなかったんだね。


私はお母さんの自慢の娘になりたかった。だから期待を裏切ってしまった。


悲しませた。


自慢の娘になれなかった。


ずっとずっと、どこかでそう思っていたよ。


でも、お母さん、私は100パーセント幸せで、お母さんの自慢の娘だよ。


私はたくさん泣いて、たくさん傷ついてきたよ。


でも、だからそこ、人を愛するということがどんなことなのか、その大切さを本当に本当に教えてもらった。


そして、なにより、お母さんがちゃんと愛してくれていることを知っているよ。


お母さん、どうか心配しないでね。


私は元気にやっているよ。


私は100パーセント母になれる。


そう確信しているよ。


お母さん、大好きだよ。


お母さん、産んでくれてありがとう。


※※※


ゴリラたちの物語からそんなことを思いました。


昨年5月1日、note毎日更新チャレンジを再びやろうと決意させて下さったキッカケをつくってくださった印彩都さん。


東日本大震災からの復興を大好きな写真で応援するために結集した仲間たちです。


永年幽霊部員の私ですが、サポーターとして毎日日替わりで移ろっていく十年十彩をお知らせしていきます。


初日の今日はモノクロームです😃

私に自分の魂が一番喜ぶことを教えてくれた原体験について綴った手記はこちら。


5月4日16時59分まで無料ダウンロードキャンペーン実施中です。

スタエフ、始めました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました✨✨✨









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