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絶望なんてない〜絶望しかないって思ってたあの頃の私にずっとお手紙を書き続けている〜
おはようございます😃
昔は漫画大好きだった私。
日々の生活にまみれて、とんと漫画を読まなくなりましたが、
2冊だけ連載を追いかけて、新刊が出るたび購入している漫画があります。
一冊が成田美名子さんの「花よりも花の如し」
もう一冊が羽海野チカさんの「3月のライオン」
前にもnoteに書いたことがありますが、「3月のライオン」。
どの話も好きなんですが、とりわけ好きなシーンがあります。
それは、主人公が大事に思っている一家の次女ひなちゃんが、同級生のちほちゃんをかばって逆にらイジメられたエピソードのとあるシーンです。
主人公のレイくんは、
「私は負けない、あんなやつらに負けない」
歯を食いしばって、決してイジメに屈しない姿を見て
幼い頃の孤独でひとりぼっちだった自分に、まるでひなちゃんから手を差し伸べてもらったかのように感じるのです。
※※※
私は、いろんな人の助けを借りながら、23年間、これを繰り返し繰り返しやってきたんだな。
レイくんのときはひなちゃん。
私は、自分で絶望する自分を助けに行った。
なぜなら、私の鬱屈した、分かりにくい、どうしてそこまで追い詰められるか分からない悩みは、私自身が助けにいってあげないと、私が一番理解してあげないといけなかったからです。
持論なんですが、すごく優れた作品を読むと、ふと感じる違和感の中に、自分との差をまじまじと感じさせるエッセンスがあると思う。
それは、その作家さんが全身全霊をかけて、創り上げたからこそ、読み手に初めて自分はどうだっただろう?
そう振り返るきっかけをくださるのだと、そう思います。
同様に成田美名子さんの「サイファ」という作品には人生を変えてもらった。
そう思います。
共依存関係にあった双子が、とある出来事をきっかけに、別離し、赦し、そして和解するまでを青春ストーリーにのせて、ある意味軽快にそしてポップに描いています。
でも、この漫画にあったセリフたちは、今でも私の人生の重要な局面に、ふとしたときに蘇ってきます。
そして、共感とともに、「あ、ここは違うな。」
そう感じる部分。それが私なのです。
23年前。私はこの世は絶望しかないと思っていました。
絶望と苦しみの中、この長い人生を生きていくかと思うと、たまならく苦しくて、もう生きていくことって、こんなに苦しみと悲しみの連続なのか?
そんな風に思っていました。
でも、そんなことはなかった。
社会人になってからは、紆余曲折あれど、ある意味天国にいるかの如く感じて生かされています。
そして、とうとう、自分と向き合ったら、それまで地獄だと思っていた20代前半までの人生も、少しずつ記憶が書き変わっていっています。
あぁ、私は自分のために、書く、描くんだろな。
そして、どんなに下手くそでも、才能なんてなくても、私が本当の私にフィットして書いた、描ききれたものは、きっと「自分との違い、違和感」を感じてもらえる。
どこかにいる誰かに、何かしらの参考にはほんのわずかでもなれるかもしれないな。
昨日、大学4年の1年間。地獄のようだった時代を思い出して、そんなことを感じました。
絶望なんてない〜絶望しかないって思ってたあの頃の私にずっとお手紙を書き続けている〜
でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました✨✨✨