NO NO NO~You Don't Know Me!~vol.3 mari(アルカシルカ、mzizm)インタビュー by SK (NO NO NO)
KKV Neighborhood #60 Interview - 2021.01.20
Interview by SK (NO NO NO)
You Don't Know Me! NO NO NOのアルバム『NO NO NO』発売に向けて、様々なかたちでアルバムに関わってくれた方々を紹介するシリーズの第3回目は、NO NO NOアルバム通常版LPの中ジャケットの一面をデザインしてくれたアルカシルカとmzizmのまりこさんにインタビューさせて頂きました!まりこさんにはライブ告知やグッズのTシャツやVAなどでNO NO NOの絵を沢山描いて頂いています、それではどうぞ!
SK いつもNO NO NOに素晴らしいアートワークを描いて頂きありがとうございます!インタビューよろしくお願いします!まず簡単な自己紹介をお願いします。
こんにちは、まりこです。アルカシルカというでバンドでアコーディオンを弾いていて、沖縄はコザのネオポゴタウンという建物の中でmzizmという服と雑貨のお店を営みながら絵も描いてます。
SK アルカシルカで活動している事、mzizmをやっている事は知っていますが、その他にこんな事やってたり、やってました!などを簡単に教えてもらえたらと思います。アルカシルカ以外にやっていたバンド遍歴なども聞かせてもらえたら嬉しいです。
ライブや野外イベントのデコレーションは長い間やってましたが、最近はあまりやってないです。バンドはアルカシルカの前に iYA BASTARDS
(の最後らへん)とWA RUBBERSでアコーディオンを弾いてました。あとは1731という仲の良い女友達と皆で集まって結成したバンド(皆でスケバンの格好をしていた)で弾けないギターを弾いてましたが数回しかライブしてません、けど楽しかった。そんなもんです。
SK アルカシルカで活動するようになった経緯を教えてください。
元々ボーカルの優くんと趣味で曲を作っていたのですが、友達のユニット【煖臍】の2人が「いい唄だから発表したらいいよ」と言ってくれて友達の魚屋さんで2人でライブしてみたのが最初です。そこから、仲が良くて感覚が近い友達に声をかけてバンドになって···というかんじです。
SK mzizmは東京に出店したり様々な活動をされていますが、まずmzizmという名前に込められた想いや、mzizmを開く事になった経緯を教えてください。
mzizmの名前は上から読んでも下から読んでもmzizmって本当にそれだけです!お洋服屋さんをやっていた祖母への憧れからか、物心ついた時から自分はお店をやって生きてくと決めてました。かなり若い時からやってるので(今年で9年目!)お店と一緒に私も成長していってる感じです。
SK アルカシルカでのこれは特に心に残るエピソードをひとつ教えてください
クロアチアのMONTE PARADISOというパンクフェスで"野暮な話"という曲を演った時に、お客さん達が急に縦に並んでしゃがんで皆で船をこぐ?みたいなダンスが始まった時は衝撃で笑ってしまいました。イベント自体も凄かった。けどまぁ、ツアーに行くと毎日色々な事に感動しまくってます。
SK 沖縄でNO NO NOでライブさせてもらった時にバンド周りの方から実際に沖縄出身の人は少ないとお聞きしたのですが、まりこさんの出身や沖縄に住むようになった経緯、沖縄の素晴らしさなどを教えてください(まりこさんがもし沖縄出身だったらすみません)笑。
以前東京に住んでいた頃、仲の良い友人達が沖縄のパンクイベント〈パンクスピクニック〉に出演するとの事で着いていったのが最初です。沖縄の素晴らしさは···ベタですが、壮大な自然にはいつも元気を貰ってます。(私達が住むコザは自然とは程遠いですが!)笑。海で泳いだり、のんびり過ごしたり、楽器やったりする時間が大好きです。
SK 好きなバンドや、お気に入りの音楽、影響をうけたもの(本や映画やなんでも)教えてください。
色々な音楽に影響を受けすぎて何を答えるか悩んでしまうのですが···結成当初はASTA KASK、Taraf de Haidouks、Räfven、Days N Daze とか。ジャンルバラバラですね···あと、CRASS!影響受けてます。最近はR.U.T.Aとscreaming tea partyをよく聴いてます。
SK 絵についてお聞きします。フライヤーやバンドのアートワーク、キャラクターやラインスタンプまで様々な絵を描いていると思いますが、絵を描きはじめたきっかけや最初に出した作品などについてお聞かせください。
元々絵を描くのは好きなのですが、アルカシルカのグッズの絵を描いた時にメンバーや友人に褒められたのが嬉しくてそれくらいからやる気を出した気がします。最初は四コマ漫画を描いては友達にメールで送りまくってました。笑
SK 絵を描くにあたり影響をうけたものや、大切にしていることをなにか教えてください。また、まりこさんの作品は手書きのものも多いと思います。(実際に沖縄でライブしに行った際にも何点か手書きの原画を見させてもらいました)。全てアナログな手書きで作業はされている感じでしょうか?
絵は見てわかってる人もいると思いますが、トーベ・ヤンソンとエドワード・ゴーリーに影響を受けてます。手書きでスケッチブックに描いた後、パソコンで仕上げして入稿!という感じです。パソコンで描いたりもしてみましたが、今のところアナログの手書き線の方がしっくりきています。絵を描く時の環境作りを大切にしてるので、パソコンに向かうよりスケッチブックに向かう方が理想の環境に向いてるだけかもしれません。
SK アコーディオンについてお聞かせください。お店に行った時に鍵盤がありましたが、楽器は鍵盤からはじめてアコーディオンに至った感じですか? Vアコーディオンで演奏するお姿に衝撃うけました!アルカシルカのライブではいつも電子アコーディオンを使っていますか?電子じゃないアコーディオンなどを使うこともありますか?
アコーディオンについて影響をうけた音楽や、アルカシルカでアコーディオンという楽器を選択した理由なども聞けたら嬉しいです。
20歳くらいの頃は沢山の打楽器や笛、ピアニカをいつもリュックにパンパンに詰めて、そこら中で適当に音楽をやるのがマイブームでした。その名残でピアニカがほんの少し弾けたのもあって、先程でてきた iYA BASTARDSに誘われたのがきっかけでアコーディオンを始めました。
アルカシルカに関しては、最初からアコーディオンで曲を作っていたのでアコーディオンを使わない、という選択肢が無かったです。
いつも生活の中では普通のアコーディオンを弾いていて、スタジオとライブでのみVアコーディオンを使ってます。
アルカシルカを始める前は普通のアコーディオンにマイクを付けてライブしてたのですが、やはり音量が出せなくてVアコーディオンを選択しました。
ですが、やはりアコーディオンの生音の良さってのはあるので普通のアコーディオンでライブする事への憧れはあります。
SK 海外ツアーやお店の仕入れなどで海外をまわることも沢山あるかと思いますが、今まで何ヵ国くらい行きましたか?また好きな国や良かった国についてなにか教えてください。
数えた事無かったので今数えてみたら15カ国位?だと思います。スロベニアの街の雰囲気がのんびりしていて好きでした。住んでみたいくらい。あと、上海の宇宙みたいな夜景は衝撃的でした。
SK 沖縄でおすすめのお店やバンドなどをいくつか紹介してください。
おすすめのお店はめちゃくちゃあるのですが、敢えて知る機会が無さそうなお店を紹介させてください。
私たちのスペース、ネオポゴタウンから車で10分位の場所にあるお菓子屋さん『シンシアリー』のクッキーが凄く好きです。歩道沿いのガレージの棚にケーキやクッキーが安値で並んでいて、ベルを鳴らすと店主が出てきてお会計してくれます。卵·乳製品不使用なのでアレルギーがある方、ヴィーガンの方にもおすすめです。とても優しい味がして幸せな気持ちになります。
バンドも沖縄はかっこいいバンドが沢山いるのですが、これを読んでる方は既に知ってるバンドを紹介する事になってしまいそうなので、個人的に尊敬してるアコーディオン·ピアノ奏者の香取光一郎さんを紹介させて下さい。
最後に見たピアノのライブは最小限の音量ながら、圧巻で全身に鳥肌が立ちました。ネオポゴタウンに古いピアノやオルガン、本物の蓄音機を持ってきてくれたり、色々教えてくれたりします。
あと、最近音源を出したVascaも凄く好きです。光栄な事にCDの絵を描かせて頂きました。
SK 最後になにか一言、ありがとうございました!
私のこんな細かい事にまで興味を持ってくれる人がいるのか解りませんが···読んでくれた方、インタビュアーのSKさん、ありがとうございました!
アルバム発売おめでとうございます!!
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