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宇佐蔵べに & YURINA da GOLD DIGGER(Magic,Drums & Love) 対談

KKV Neighborhood #70 Interview - 2021.02.22
聞き手:ネモト・ド・ショボーレ(CHILDISH TONES)、与田太郎

昨年10月にこれまでの活動の集大成となるアルバム『God Bless the Girls』をリリースしたCHILDISH TONES feat.宇佐蔵べに。昨年12月に活動のフロントを担っている宇佐蔵べにと、裏方としてアルバムのキーともいえる楽曲の作詞を手がけたMagic,Drums & Loveのユリナによる対談を行い、二人の活動の背景や作品に込められた意味などを語ってもらった。

ネモト この二人で話す機会ってあんまりないよね?

ユリナ そうですね。
うさべに 何を話せばいいでしょうか?

ネモト チャルベににこだわることなく、出会った頃の話からでいいんじゃない。

与田 二人が出会ったきっかけとか、そういう情報ってネットにもあんまり出てないですよね?

ユリナ いつだったっけ?"あヴぁんだんど(avandoned)"のほうが先にヴィヴィッド(インディーズレーベルVIVID SOUND)にいたよね?
うさべに そうです、先にいました。
ユリナ それかチャーベさんの紹介だったかな?最近ラーナーズのライブにアイドルの娘が見にくるって話題になっていて。
うさべに そうなんですか?(笑)。
ユリナ もうそんなとこまで広がってるんだ!って話になって。

与田 それは3~4年前ですか?

ユリナ そうですね、サブカル好きのアイドルがって、インスタで話題になって。だから私たちがヴィヴィッドにお世話になる前にライブで会ったんじゃないかな。
うさべに いま初対面の記憶を呼び覚ましてます。
ユリナ 私もはっきりしないなー。
うさべに 私も。
ユリナ kit gallery(松田chabe岳二の運営するギャラリー)にべにちゃんがいて、若くて可愛い娘が来てるってなったような。

ネモト 俺らのまわりに若い子あんまりいないからね(笑)。その時18とかでしょ?

うさべに そうですね。

与田 チエちゃん(ラーナーズの堀口知江)が若いって言われていたけど、20代半ばでしたよね。

ユリナ そうですよね、そこに10代か。私サラさん(ラーナーズの紗羅マリー)と同じ年の同じ日の生まれなんです。
うさべに わたしも同じ日なんです!

与田 3人一緒の誕生日!すごい!

ユリナ べにちゃんの干支は?
うさべに トラです。
ユリナ えー、一緒!ひと周りだ!そんな偶然すごいね。

ネモト 俺の中ではユリナちゃんはずっと23歳ぐらいのイメージなんだよ。

与田 ユリナさんとネモトさんの出会いを教えてもらえますか?

ネモト 俺関連のイベントによく来てた人が住所不定無職の存在を教えてくれて、すぐYouTubeでチェックしてすごく良かったのでそれをmixi日記に書いたら、U.F.O.CLUBのブッキングしてるやっさんが「DECKRECっていうレーベルの人が住所のこと書いてたよ」ってユリナちゃんに教えてくれて。それでちょっとメッセージのやり取りした後すぐライブを観に行って。俺の中ではライブ観る前から「絶対DECKRECで出したい!」って思ってた(笑)。

ユリナ 1枚目はユニオンから出ていて。

ネモト 出会いはその1stが発売になる前。

ユリナ そっか!

ネモト それで、1stが出る前に、すでに次はDECKRECって決まって。

与田 それが2010年ですか?

ネモト そうです。DECKRECの10周年で出したいなって思っていて。

ユリナ 10年かー。べにちゃんは小学生か中学生だね。
うさべに そうですよー。
ユリナ もうすぐ大学も卒業だよね?
うさべに いま卒業制作やってます!もう締め切りが近くて。
ユリナ 学校は授業とかあるの?
うさべに 全部ZOOMでリモートです、4月以降は2回ぐらいしか学校に行ってないです。

ネモト そうだよねー。

うさべに 学費返して欲しい(笑)。

ネモト そういう声も聞くよね、あと辞めちゃう人も多いみたい。ってヤフー・ニュースに出てました。

うさべに ユリナさんに初めて会った時の記憶がないんですけど、一方的に知ってました(笑)。
ユリナ ”あヴぁんだんど”はいつからヴィヴィッドなの?
うさべに こたお(小鳥こたお 現 友沢こたお)ちゃんの段階です。彼女が入って二人になった段階でヴィヴィッドになって。

ネモト ”ドーナツふれんど”(松田chabe岳二プロデュースの7インチ)の頃?

うさべに そうです、初めて7インチ出したりした頃で。もともとラーナーズを知っていたのと、私についてくれていたマネージャーさんもラーナーズが大好きで、その人からチャーベさんっていう人がやってるんだよ、って教えてもらって。「僕のカリスマやねん!」って(笑)。
ユリナ マネージャーさんなんだね。
うさべに そうなんです、マネージャーさんはキュビズモ(CUBISMO GRAFICO FIVE)とかも大好きで。それでいろいろ教えてもらって、こういう人がいるんだーって。

ネモト マネージャーが教えてくれたんだ、いい仕事するなー(笑)

うさべに それでいろいろ知って、そうなるといろいろ広がるじゃないですか。それこそネモトさんにもチャイルディッシュ・トーンズにも繋がって。

ネモト その前にチロリアン・テープ・チャプター4(ネモトがギタリストで参加していたバンド)は聴いてたんでしょ?

うさべに そうです、それは別の世界線です。

ネモト そうか、まだ繋がってなかったんだ。

うさべに そうなんです、だからわかった時は驚きました(笑)、繋がったー!って。それが17か18ぐらい、それでマジドラも知ってライブに行って。

ネモト 俺がつづみっこ(元チャイルディッシュ・トーンズのDrums”つづみっこTHE キャスパー”)とやったイベントあるじゃない、THREEとベースメント・バー2店舗使って。いろんなバンドに出演者がそれぞれ別のバンドに参加するっていうテーマの。

ユリナ あー、あの志磨(ドレスコーズ志磨遼平)さんがラーナーズの時出てた!

ネモト そうそう。

うさべに あの時に初めてラーナーズ見たんですよ。
ユリナ あの頃はみんな村っぽくなってたよね、つづみっこ達を中心に。

ネモト そうそう、その頃つづみっこが一番年下だったけど、それより若い子が出てきたっていう。

ユリナ みんなそういう感じでしたね、最年少が更新された!って(笑)。つねに高齢化が進んでるから。

与田 たしかにそれはけっこう珍しいことですね。どのシーンもだいたい同じような世代で顔ぶれが変わらず10年ぐらい経ってしまいますから。そこに若い世代が入ってきて賑やかになるってあんまりないですね。

ネモト そうなんですよね、若い子達は自分たちでも別で始めるし。

うさべに そのライブの日に初めてチャーベさんとも話しをして。チャーベさんその時金髪だったんで、怖い人だったらどうしようって思って(笑)、そしたら全然怖くなくて。そういう感じでユリナさんとも話すようになって、何でしょうね。
ユリナ その頃は自分のライブじゃなくてもいろんなところで顔を合わせるようになって、THREEとかでね。ちゃんと話をするようになったのは"爆発するロマンス”の時かな。

ネモト ”あヴぁんだんど”にユリナちゃんが歌詞を提供した時だね、それが一緒に作った最初の曲?

うさべに そうです。

与田 何年ですか?

うさべに 2018年です。
ユリナ ジンタ(Magic,Drums & LoveのJinta=Jinta)が曲作って、私が詞を書いて、演奏はKONCOSの太一さんとヒロシさん。
うさべに そうです、両A面でもう一曲はKONCOSのプロデュースで。

ネモト 当時のTHREE人脈的な。

うさべに そうですね。

与田 たしかに2017、2018あたりのTHREEは盛り上がってましたね。

ネモト 下北沢がまた面白くなってきた時期で。

ユリナ SEVENTEEN AGAiNとかCAR10のキリキリ勢もいて。

ネモト いろんな世代とシーンがクロスオーバーし始めた時期だよね。そのあたりからそれまであまり関わりのなかった人たちが繋がって一緒にやるようになった。

ユリナ そうですね。
うさべに なんか私も端から見ていて、アイドルの分際で(笑)、THREEの感じには憧れてました。でもそういう中にいた当事者のみなさんもそう思ってたってわかって意外でした。みんなすごく自然に集まってる感じだったし。

ネモト うさべにちゃんが見ていた時期に、まさに色んなことが始まってたからね。

ユリナ みんなそこにいたからね。

ネモト ユリナちゃんだって最初は他の場所にいたしね。

ユリナ そうです、私も全然別の場所からだし。

ネモト チャーベ君とも繋がる直前ぐらいだよね。

ユリナ そうです。

ネモト THREEで遊んでるうちに仲良くなっていった感じだよね。

与田 そうですね、たしかに何か静かに熱があるっていうか。

ネモト そう、その感じが俺が下北沢で体験してきた90年代の空気と似てるなって思って。

与田 QUEとSHELTERが出来て、ZOO/SLITSがあって。

ネモト 俺が90年代の下北で、NATSUMENのAxSxE君とかビークルの日高とかと遊んでた頃みたいに、今チャーベ君達とそういう感じでマジドラが繋がる感じとか。

ユリナ そうですね。

ネモト そこにうさべにちゃんのようなアイドルが出てきて。

ユリナ THREEは最初の頃から出ていたし、働いてる時もあったんでずーっと見てきたんですけど、2017年ぐらいから異様な盛り上がりを見せてましたよね。

ネモト 星野君が店長だった頃からそういう雰囲気あったよね。

ユリナ そうですね、土台というか、みんなその時からいて。でもちょっとばらけていてSHELTERだったり。

ネモト そうだね。

うさべに 初めて知りました。みんな前からいたと思ってました。

ネモト THREEはライブがなくても、普通にみんなが飲みに行く場所だったしね。昔のQUEとかSHELTERもそうだったし。

ユリナ もうちょっと前はおやホロ(おやすみホログラム)とか、NATURE DANGER GANGとかハバナイ(Have a Nice Day!)周辺がいて、そういう新宿組の人たちもTHREEでよくやっていて。

ネモト そのシーンはアイドルもいるし。

与田 アイドルがライブハウスでやるっていうのが普通になったのが、5~6年前ですよね。

ネモト そうですね、アンダーグラウンドな音楽性のアイドルが出てきて。

与田 バンドじゃなくてもよくなって。

ユリナ それが今の状況に繋がってますよね。

ネモト ユリナちゃんも、元々アイドル好きだったしね。

ユリナ ハロー!プロジェクトだけなんですけど昔から好きで。アイドルって私たちと異種格闘技的にはやりやすくて。ももいろクローバーが出てきた時期あたりからそういう感じあって、住所不定無職ではよくやりました。

ネモト 住所不定無職は俺の中ではバンドのシーンから、アイドルの音楽やJ-POPに歩み寄ったバンドだった。

ユリナ そうなんですか?(笑)。

ネモト 今の感じとは逆で、今はアイドルがバンド側に歩み寄ってる感じだけど、住所不定無職はバンド的な方向からアイドル側に歩み寄っていったみたいな。そういうことをボンヤリ考えてたかな。

ユリナ 最初はちょっと分断ってほどでもないけど、お互い距離があったんですけどだんだん近づいて。
うさべに それは何年くらいですか?
ユリナ 7~8年ぐらい前から徐々にかな?その前の2010年ぐらいは神聖かまってちゃんとか、日本語のロックの人たちとか。

ネモト 住所不定無職は不思議な立ち位置で、三輪二郎とか川本真琴さんとかディスク・ユニオン系のシンガー・ソング・ライターなんかともやっていたし。

ユリナ あと関西のN'夙川ボーイズとか女王蜂とか。
うさべに 私はその時小学生か中学生なんですけど、住所不定無職は知ってました。

ネモト インターネットで見てたの?

うさべに そうです、あとスペシャのCMで見たの覚えてます。
ユリナ あったね!名前オチというか(笑)。

ネモト 漢字だけとかね。

ユリナ ちょうど毛皮のマリーズとかおとぎ話とかが出てきた時期で、私もよく観にU.F.O. CLUBとかに行っていたので、あの人たちが先輩って感じです。それからの住所不定無職はネモトさんが繋いでくれて、カジ(ヒデキ)さんとかとも一緒にやったり。

ネモト 住所不定無職はいろんな人とやったね。

ユリナ AxSxEさん日高さんとか堂島孝平さんとか。

ネモト ずっと仲良かったけど、それまでの自分の活動の流れでは何となく一緒にやる感じじゃなかった人たちと、住所不定無職が繋がってくれたんだよ。

与田 そういう意味では住所不定無職はDECKRECとしても新しい試みだったんですが?

ネモト むちゃくちゃ幅を広げてくれた存在ですね。その頃うさべにちゃんは小学生か中学生だよね。

うさべに 小六から中一ですね。

ネモト ネットを見始めたころ?

うさべに 小五ぐらいで見始めてました。
ユリナ 超デジタル・ネイティブ(笑)。

与田 家にパソコンがあったの?

うさべに ありました、それを自由に見てよくて。

与田 YouTubeとか?

うさべに そうです。それこそ、かまってちゃんとか女王蜂とか聴いてて。

ネモト そうか、俺たちのやってきたことや関係していたものはYouTubeを通して触れてはいたんだね。

ユリナ 小学生でそんなの聴いてる人いた?
うさべに あまりいないです(笑)。
ユリナ 変な人だよね?
うさべに 変な人でした(笑)、音楽を語る友達ひとりしかいませんでした。私はロキノン系も好きだったんですよ、RADWIMPSとか。

与田 はじめはね。

うさべに そうです、入り口です。
ユリナ 最初はそういうロックからなんだね。

与田 どこでアンダーグラウンドに急カーブを切ったの?

うさべに 自分的には何がアンダーグラウンドかもわからなくて。
ユリナ YouTube世代はそうだよね、全部がフラットっていうか。

ネモト それこそラーナーズを知った頃あたりで何となくわかってきたんじゃない?

うさべに 確かに、そうですね。そう、ラーナーズの曲に原曲があることを初めて知って(笑)。

ネモト まだレコードも買ってなかった?

うさべに そうです、まだレコードも買い始める前で、DJやる時はiPod使ったりしてて。

ネモト アイドルがよくやる感じだね。それも2010年ぐらいから始まってたよね、アイドルがDJやる文化って。

ユリナ そうですね、かまってちゃんの頃からですね。

ネモト アイドルの子たちってけっこう過激なパフォーマンスするじゃない?

ユリナ それはBiS以降じゃないですか?それまではあんまりなかったような。

ネモト アイドルがDJやりながら注目集めるイメージ。

ユリナ それは新宿か下北沢かで別れるところで。

ネモト あー、たしかに!

ユリナ 新宿はけっこう過激だったんですよ、大森ちゃん(大森靖子)とかがバンド始める頃で。

ネモト そうだね、大森さんとかの感じ。

ユリナ 大森ちゃんやハバナイが新宿で盛り上がってた時期です。

ネモト あの辺のシーンがアイドルをアンダーグラウンドに持ち込んだんだイメージ。

ユリナ それが行き着くところまで行ったのがBiSだったと思う、マックスまで行って。

ネモト 新宿ロフトがそうなってる時期、下北沢には住所不定無職がいて、アイドルに近づいてる存在で。

ユリナ そんなに近づいてないですよ(笑)。

ネモト 豪さん(吉田豪)の取材でアイドル雑誌に載ったりしてたじゃない。

ユリナ そんなこともありましたね(笑)。あれは豪さんが面白がってくれたんですよ。

ネモト ハロプロについての発言も多くて。

ユリナ あれはハロプロ冬の時代で、ハローが好きって公言してる人があまりいなくて。メディアのハロー好きがハロー好きを探してピックアップするみたいな。

ネモト あの頃にバンド界隈の人でハロプロを好きって公言していたのは、住所不定無職と大森さんくらいで。

ユリナ あとツルギさん(劔 樹人)ぐらい。

ネモト そうだね、ツルギくんは大事な位置にいたよね。

ユリナ 今もです!

ネモト その2010年前後のシーンの感じが、今のうさべにちゃん世代の活動に繋がってきてる気がしますね。

与田 そうですね。

ネモト けっこう細分化もしたけど。

与田 そういう意味では今年(2020年)はコロナでライブハウスが機能しなくなったことで、10年ぶりぐらいに分岐点なのかもしれませんね。まったく先も見えないし。

ユリナ そうですね。

与田 そんな中、さすがネモトさんは我が道を行ってますね。この状況で次々にリリースするのすごいことですよね。

ネモト それはキリキリをはじめ、レーベルがオファーしてくれるからっていうのも大きいですね。当てがあるならどんどん出そうみたいな(笑)

ユリナ かなりハイペースですよね。

ネモト 3ヶ月に1枚づつぐらい出てるからね。自分でもびっくりしてる(笑)。うさべにちゃんとの出会いがあった流れの中で。

与田 それは大きいですよね、それとやりながら焦点がだんだん絞られてきてますよ。選曲自体がメッセージにもなってるし。

ネモト うさべにちゃんの存在意義はほんと大きいですよ。

うさべに 嬉しいです。

ネモト でも、俺うさべにちゃんの事ほとんど知らないんですよ。

うさべに え?

ネモト あ、私生活のことね。それが大事で、自分の中のイメージのうさべにちゃんから色んなヒントが出てくる。

与田 そう!そのネモトさんの妄想から生まれる物語が良い形で出ている。うさべにちゃん自身はどう捉えてるんですか?

うさべに 今言われて、なるほどーって思いました。わたしイコールチャルベにじゃなくて、それはわかっているんですけど、時々とまどいを感じることもあって。というのも今まではプロデューサーでもあったavandonedは自分が何とかしなければ終わっちゃうって気持ちもあって、生活全部がavandonedだった時期もあるし。チャルベにでそうじゃない形が一つ出来て、何かこう、いい意味でどこか他人事に出来てよかったんです。

ネモト どこか演じてる感じもよかったんだよ。本当のうさべにちゃんを出さないほうがミステリアスで、聴く人たちも妄想できるし。avandonedの時は逆にパーソナリティーが伝わる良さで、それと真逆の良さがチャルベににはあると思ってて。

与田 確かに正直に自分を出すのがいいということがよく言われますけど、作り上げた物語や夢みたいなものがいい時もありますね。そういう世界にはネモトさんみたいな人が考え抜いたイメージで輝くというか。

ネモト 俺「プラスティック感」みたいなイメージがものすごく好きで、そういう偽物というかフェイク的なものを逆手に取ったもので、例えばプラスティック・ソウルとか色々あるじゃないですか。そういう感覚がすごい好きで、それがアイドルという存在と相性がいいなと思って。そもそもチャイルディッシュ・トーンズ自体が、トイ楽器っていう本物じゃない楽器を使っているし(笑)
うさべにちゃんもやっていくうちに自我のようなものが芽生えてきて、そのバランスが面白い感じになってきてますね。自分の歌いかたもするようになってきてるよね。

うさべに 確かに。

ネモト それが行き過ぎると今やってるフルフリ(FRUN FRIN FRIENDS)と同じになっちゃうし。

ユリナ 私はそんなに違うと思ってなかった。

ネモト たぶん声の印象じゃないかな、声質は同じだから。

ユリナ チャルベに見ててもべにちゃんだなって、まあ昔から知ってるっていうのもあるかな。ゼロから見たらミステリアスかも。

うさべに1

ネモト チャルベにには、ユリナちゃんの歌詞がものすごく必要だったんだよ。

うさべに ほんとに!
ユリナ ありがとうございます。

ネモト ユリナちゃんの歌詞があって完成した感じ。

ユリナ いえいえ。

ネモト 最初は"パジャマ・パーティー”だったね。

うさべに 可愛い歌詞で。

ネモト 住所不定無職時代のユリナちゃんだと思った。

ユリナ べにちゃんが歌うっていうのが世界観わかりやすくって。意訳っていいですよね、やれること多くて。

ネモト 1から作らなくていいってのもあるよね、原曲の世界観があって、そこに自分の感じを落とし込むというか。

ユリナ サビとかはあまり触らない方がいいかなって思って、翻訳サイトとかも使わず、捏造すればいいかって(笑)。

ネモト むしろそういうものを求めてたから。”ASK”の歌詞は「これだ!」って思ったよ。あれで一気に周りからの見られ方が変わった。

ユリナ そうなんですか。
うさべに 原詞の「BOMB」を「しゃぼん」と「リボン」にしたっていうのがほんと良くって。天才だ!って。どうやって思いついたんですか?
ユリナ なんか普通に、メロディーの方が大事だと思ってたから、響きを変えないようにしようと思って。わりとそういうのを選別するのは得意かも。あそこは同じ響きで韻をふむ方がいい場所だと思って。

ネモト ある意味ヒップホップ的だよね。

ユリナ そういう感じありますね。
うさべに ヒップホップ的?
ユリナ 韻を踏んでってとこ。

ネモト それは住所の頃からそうだよね。

ユリナ そう、「うまいこと言ってんな!」みたいなのが好きで。
うさべに あー、確かに!”爆発するロマンス”もそうですよね。
ユリナ そうなの、二回楽しいっていうか。まずは一回メロディー聴いて、また聞くとあれ?って。

ネモト 俺ユリナちゃんが”あヴぁんだんど”に書いた”爆発するロマンス”、ラジオで初めて聴いたの。うさべにちゃんがFM小田原でやってる番組があって、それがツイッターで流れてきてすぐ聴いたら、この曲がかかって、「やばい!」って思って。

うさべに あの時初めてラジオでかけたんですよ。

ネモト その時、「こういう曲やるバンドがあったら良いのに!」って思った。でもよく考えたらそれって住所不定無職で(笑)。

うさべに そうそう。
ユリナ あれは誰に聞いても住所みたいな曲だねって言われる(笑)。

ネモト そういう話をうさべにちゃんにもしていて。

うさべに ネモトさんから、ラジオ聴いたよーって。

ネモト その印象が大きかったから、チャルベにでもユリナちゃんに歌詞を書いてほしいなって思って。

ユリナ ”爆発するロマンス”の一稿目を書いた時にべにちゃんから直しがきて、私はSNSの事とかを書いて。私ハロオタだからアイドルの時代的、風俗的な要素がわりと好きなんですけど、もっと普遍的なイメージにして欲しいっていうリクエストで。それがすごいなって思って。
うさべに なんか申し訳ないですー、なに口出して(笑)。
ユリナ いやいや、それが面白いなって。

ネモト 面白いのは、自分のグループの時はそういう意識があるんだけど、チャルベにではまったく言わないよね。

うさべに あはは、そうですね。
ユリナ そういうもんですよ(笑)!

ネモト だからこそ作れてる世界があるなーって。”爆発するロマンス”はもったいない曲だよね、なんか埋もれてしまって。

ユリナ 今度やってくださいよー。

ネモト あの曲にはBEASTIE BOYSも感じるしね。

ユリナ そうですね、"アフター・スクール"とかも良い曲ですよね。

ネモト どっちもいいよね。他の曲で二人組でも出来る曲ってなに?

うさべに 二人組で?

ネモト いまフルフリは二人組でしょ、全然成立するのに。

ユリナ でも今は今で音の感じが違うから、ちょっとごちゃつきそうかも。
うさべに そうですね、でももったいなからやりたいですね。

ネモト アレンジ変えてやろうよ。

うさべに なるほどー、曲はわたしがやらないと死んでしまうからっていつも思ってるんです。可愛い子たちをーって。
ユリナ あと℃-want you!が書いたやつとか、avaの最後ぐらいの。
うさべに あーまだ覚えてます。

ネモト 録音はしてないの?

うさべに してないんです。デモが出来て聴かせてもらったタイミングでいろいろあって。
ユリナ あれ良い曲だよね。
うさべに そうですよね。

ネモト ストックはいくらあってもいいから、そのうちで。”ASK”をユリナちゃんに書いてもらおうと思って、やりとりしてたじゃない。ユリナちゃんはスミスを全く知らないけど、スミスのファンが熱狂的だっていうのは知ってるから、怖いって言ってて(笑)

ユリナ モリッシーオタクにめちゃくちゃ言われるんじゃないかって。オタ多いでしょ?ガチ勢ばっかり。

ネモト 熱狂的な支持ってある意味宗教みたいなもんだから。

与田 でも、今回はそういう批判めいたコメント全く見ないですよ。

ネモト 全然ないよね。

ユリナ 今まであったんですか?

ネモト 特にないんだけど、スミスに関してはあるかな?ってちょっと思ってた。でもスミス・ファンが絶賛してて。

ユリナ えー、すごいですね。

与田 ほんとそうですね。

ネモト 下北スミスのボーカルの杉山くんに聴かせたら、めちゃ気に入ってくれてメンバー全員で聴いてるって。

ユリナ 下北スミス?

ネモト 90年代にそういうスミスのカバー・バンドがいて。タワレコの嶺脇社長も物凄いスミス・マニアで、来日は全公演追っかけて、大阪ではステージでモリッシーに抱きついた人なんだけど(笑)。嶺脇さんも絶賛してくれたし。

ユリナ わたし、ろっきー(SEVENTEEN AGAiN)と仲良くて、彼がいちばん身近なスミス・オタで、彼とTHE KEYSっていうバンドの大西くんの二人に聞いてみようと思って。”ASK"どう?って聞いたんですよ。そしたら二人ともわりと同じような答えで、「ひねくれの解釈が大事だ」って言われて、むず!ってなりました。

ネモト 俺から“ASK”に関しては、岡崎京子の漫画に出てくるような女の子のイメージって伝えて。

ユリナ あー、ネモトさん言ってましたね。

ネモト モリッシーの歌詞と90年代のややこしい女の子っていうのがイメージ的に合ってた。

ユリナ 結局岡崎京子の要素は”God Bless the Girls”のほうに全部入れて、”ASK”はそこまでじゃない感じで。

ネモト でも結果的には”ASK”の方が岡崎京子っぽくなったよ。『ジオラマ・ガール・パノラマ・ボーイ』の主題歌にしてほしいっていうツイートがいくつかあって。

ユリナ おー、凄い!べにちゃんは出で立ちとかが岡崎京子感すごいあるよね、ほんと彼女の漫画にでてきそう。
うさべに ちゃんと読んだことないんですよ(笑)。
ユリナ 読まない方がいい、多分影響受けちゃうから(笑)。

ネモト 岡崎京子も時代によって全然ちがうでしょ、初期は明るい。

うさべに ちょっと暗めですか?

ネモト だんだんダークな感じになっていくんだけど。

ユリナ たしかに『リバース・エッジ』とかはだいぶダークサイドによってる。読まなくていいよ(笑)。
うさべに もうちょっと大人になって冷静に読めるようになってから読みます。

ネモト でも逆に若いからこそっていうのもあるし、タイミングってあるよね。

ユリナ そうですね。

与田 必要になった時に目の前に現れますよ。

ユリナ 確かにわたしもモリッシーがすごい好きだったら書けなかったかもしれないし。

ネモト ユリナちゃんの歌詞は客観性があって好き。冷静さもあって、登場人物をユリナちゃんが俯瞰でみてるような歌詞なんだよ。

ユリナ そうですね。わたしはべにちゃんとモリッシーが同じ教室にいたらと考えて書いたんです(笑)。

ネモト それ面白い!歌詞だけ見ると明るくはない世界だったりもするけど、言葉の感じですごくポップに聞こえる。

うさべに 確かに、キラキラしてる。単語自体も。

ネモト まさに俺が求めてたものだった。

うさべに バランスがすごいですね。

ネモト 良い映画を一本観たみたいな気分になる。

ユリナ ありがとう(笑)。

ネモト そんなにハッピーエンドっていう感じでもないんだけど。

ユリナ 自分だけが知ってるってとても大事じゃないですか、「自分が見つけた!」っていうか。だから「見つかってくれ」いう気持ちと「見つかるな」っていう気持ちが両方あって。
うさべに わかります!

ネモト 好きなものって、どこか独り占めしたいっていう気持ちがあるよね。

うさべに わたしは基本的にアイドルが好きなので、早く世間に見つかって欲しいって思うと同時に見つかるとその娘の良さがなくなっちゃうかな、って思ったりして。なんか色々思いますね。
ユリナ そう、自分が好きなものの良さって、きっとみんなにもわかるはずっていうのもあるし。
うさべに そうそう!
ユリナ テレビに推しの娘が出てたりすると、「やばい、見つかっちゃう」みたいな(笑)。それでエゴサして、「可愛い~」みたいなコメント見つけて、そうだよねーって。
うさべに 不思議ですよね、そういう感覚。
ユリナ だからべにちゃんだけがモリッシーを知ってる、っていうような感覚で。

ネモト なるほどー。

ユリナ だからほんとは恋とも違うんですよ。一言も喋ったことないけど、的な。
うさべに そこまで設定があるんですね。それは最初に考えるんですか?
ユリナ いや、書いていくうちにだんだん。

与田 “ASK”のオリジナルは二人が生まれる前の曲じゃないですか?たしか86年ぐらいですよね?僕らはリアルタイムで聴いているからなんの違和感もないんですけど、二人からしてみると完全にオールディーズですよね。

うさべに そんな前ですか。わたしはスミスは知っていたんですけど、”ASK”は知らなくて、原曲聴いて~Shyness is nice and shyness can stop you~ とかの言葉の使い方とかメロディーがとてもキラキラして、そういうあったかい感じが伝わってきて。最初それがちょっと変だなっていう違和感があったんですけど、聴いてるうちに癖になって。

ネモト 視点を変えると聴こえ方も変わるよね。

与田 昔の曲っていう印象はないですか?

うさべに いや、それはなかったです。オシャレだし。

与田 俺たちの感じだと、自分が生まれる前の曲、たとえばザ・フーの1stと言われると昔の曲っていうイメージがあるけど。スミスは今の若いリスナーにとって古い音楽という印象はないのかな?

ネモト パンク以降の音楽にはないんじゃないですか?

与田 そうですね、パンク以降ですね。

ネモト そこがけっこう境目な気がする。

与田 録音の技術的なことも含め、80年以降から現代までは地続きなんですかね。75年ぐらいで線が引かれていて。ジギースターダストの頃のデヴィッド・ボウイやT.Rexはオールディーズだけどラモーンズは違う。

ネモト 最近よく感じることは、うさべにちゃんたちの世代と俺たちの世代では親との関係性が決定的に違うということで。

与田 そうですね、俺たちは親が聴いてる音楽は絶対聴きたくなかったですよね。

ネモト 今は親子の仲がいい人が多いですよね、そこが自分たちの世代と決定的に違うなと。今は音楽でもファッションでも親子で共有できてる人が多い。

与田 僕らの世代は上の世代に対する対抗意識やそれに対するカウンターで居たいって気持ちが強かった。

ネモト ありましたね。それはたぶん俺たちの世代が親になることでも変わってきたんじゃないかな?と思います。みんな良い意味でも悪い意味でも大人にならなかったり(笑)

ユリナ ネモトさんたちは全部発見されたり、新しいものが出てくるのを見てきた世代だからじゃないですか?90年代を通していつも新しいものがあったり、それを見ることができた。私たちの世代にはそういう感覚はないですね。

ネモト なるほど。

ユリナ 最初からいろんなものが存在してるから。

ネモト うさべにちゃんもそう感じる?もうあるものの中から選ぶような。

うさべに なんか、難しいな。思い出すのは最近わたしがやってる二人組フルフリの新しい曲をバンドの方に書いてもらってるんですけど、全部元ネタありきなんです。すべてそうなんですよ、でもそうやってかき集めて再構築するのが新しいのかなって思います。

ネモト それはチャルベにもそうなんだけど、90年代の渋谷系もそうだったんだよ。フリッパーズ・ギターも同じ感じだった。

ユリナ 私たちもそう!

ネモト 住所もそうだよね、オマージュから始まる。その選択肢にアイドルがあったり。

ユリナ そうですね、元ネタとしてハロプロもJ-POPもありましたね。

ネモト その切り口が新鮮だった、ジュディマリとかもアリだったよね。

ユリナ ラーズもビートルズもハロプロも同じ並びで(笑)。

ネモト そういう感覚に俺自身が影響受けた。うさべにちゃんは音楽を作ること以外でそれをやってるんだと思う。

うさべに なるほど、振り付けとかデザインはそうですね。
ユリナ でも結局同じにはならないから、それがいいよね。

ネモト うさべにちゃんは、「わたしはこれが好き」っていうのがメッセージというか、テーマだよね、そうやって表していくというか。

うさべに 最近は自分の名前で活動してるから、そうですね。

ネモト それは着るものでもデザインでもね。

与田 そうですね、なにも曲だけがメッセージじゃないですよね。キリキリヴィラもラーナーズやCAR10、NOT WONKで始まったけどGEZANやハバナイも出してるし、そういう異物との出会いによって新しい切り口が見えてきたりする。

ユリナ そうですよね、DECKRECも最初は5.6.7.8’sやニートビーツとかのイメージでしたよね。

ネモト そこに住所不定無職が入ってきて、また違う見え方したしね。最初会ったとき「こういうレーベルです」ってユリナちゃんにDECKRECのCDいっぱい渡したんだよね。

ユリナ そしたらほとんど持ってた(笑)。
うさべに えー、そうなんですね!すごい。

与田 そういうちょっと違う世界との接合というか、うさべにちゃんにとってチャイルディッシュ・トーンズは異物だっただろうし。それがこれまでとは違う面を引き出してるだろうし。

ネモト うさべにちゃんの活動の中にはなかったイメージだったと思う。チャイルディッシュ・トーンズはトイ楽器を使ってるから普通のバンドじゃないし。

ユリナ 確かにネモトさんの異物感にはみんなもう慣れていて(笑)、べにちゃんがきて、あれ?かわいいってなって(笑)。

ネモト うさべにちゃんは曲の主人公を演じてるんだけど、俺がうさべにちゃんからインスパイアされたストーリーみたいなものが元にあるから、まるっきりの空想でもない。

うさべに なるほどー。

ネモト まるっきりゼロからではないというか。

うさべに なんか普段ステージに立ってるアイドルのわたしではなく、その裏側のわたしにネモトさんの妄想が入って作られたものに、わたしが乗ってるという感じはあります。

ネモト そうだね、例えばアイドルが表だとしたら裏の部分をチャルベにで表現したい。その辺はファンも理解してくれてると思うよ。

ユリナ わたしはべにちゃん、いつかバンドやるのかな?って思ってたけど、こういう感じで実現しているのもらしいよね。

ネモト 今アイドルのカルチャーで、プロデューサーやソングライターって、シーン的にはこっち側の人が多いじゃないですか?だからクオリティーというか完成度は同じなんだけど、大抵はミュージシャンがアイドルのために曲を書いてる形で、チャルベにはチャイルディッシュ・トーンズっていうバンドにアイドルが参加してるっていうスタンス。そこが決定的に違うと思っていて、チャルベにの曲はアイドルのために作った曲ではないというか。

与田 それはなかなか簡単ではないですよね、そこで歌っていい人って。

ネモト たぶん、うさべにちゃんの声質じゃないとここまで続かなかったと思ってます。俺がそこに魅力を感じていなかったら違うというか。

ユリナ 特別何かっていう感じじゃないですよね。

ネモト うん、他の人にはできない何かなんですよ。

うさべに うれしい!
ユリナ 浮かないし、埋もれないし。それがずっと聴ける感じ。
うさべに 稀な存在ですか?(笑)。
ユリナ 稀だよー。
うさべに わたしももっと他にこっちに来てくれる人いないかなーって思ってるんですけど、なかなかいない。

ネモト チャルベにが面白がられてるのは、ファンの人たちがそれまで自分が聴いてきた音楽とリンクしている部分を感じてくれていて、同じように聴いてくれてるところかなと思って。だから音楽ファンとアイドルファン両方のファンが支持してくれてるんだと思う。

与田 そういうことってめったにないですね。

ネモト エゴサしてどういう人が買ってくれてるかチェックすると、音楽マニアな人多くて(笑)。

ユリナ チャイルディッシュ・トーンズ好きな人なんて、めちゃマニアですよ(笑)。

ネモト うさべにちゃんのファンも音楽ファンもしっかり聴いてくれていて、軽く音楽好きです、みたいな人が全然いない(笑)。

ユリナ わたしは最近、軽く音楽好きな人に聴いて欲しいーって思います(笑)。

与田 そこが一番難しいですよね。

ネモト そういう風に聴かれるようになったらJ-POPって呼ばれるのかも。

ユリナ そういう人にも届けたいっていうか、取り逃さないようにしたいと昔っから思ってたんですよ(笑)。昔べにちゃんがなんかのインタビューで音楽好きになるきっかけの人になりたいって言ってて、良いことと言うなーって。
うさべに 言った!

ネモト でも二人とも今やってることを続けていったら、自然とそうなると思うよ。それが不特定多数の大量の人じゃなくても、誰かしらの音楽の入り口にはなるんじゃないかな。きっと何年か後にそういうことを実感できる瞬間もあると思うけど、その時初めて「出来た!」って思うんじゃない。

与田 ネモトさんは散々見てきましたもんね。

ネモト 自分がどんな影響を与えているかは自分ではあんまりわからないし、でも10年20年たって、ある時知らない人から急に言われたりするから。

ユリナ 誰かのためじゃなくていいってことですよね、自分のためで。

ネモト そうそう。だからうさべにちゃんとユリナちゃんには、まずは自分のために活動していってほしいです。

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CHILDISH TONES feat.宇佐蔵べに『God Bless the Girls』&『Country Girl』発売記念LIVE
2021.3.7(sun)@下北沢LIVE HAUS
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CHILDISH TONES
CHILDISH TONES feat.宇佐蔵べに
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