ファーメンテーション・コーチングのセールスポイント(3)
ファーメンテーション・コーチングの仕上げは「アクション」です。そしてこの「アクション」がファーメンテーション・コーチングのセールスポイントの最後です。「アクション」は発酵段階の変化の部分で問題解決のステージとなりますが、アクション自体は2種類あります。
1つは「習慣としてのアクション」
もう1つは「精度の高いアクション」
「習慣としてのアクション」は継続できる簡単なものを設定します。筋トレを例に挙げるのであれば、「毎日腹筋50回、腕立て伏せ50回、背筋50回をやる」ではなく、「毎日腹筋、腕立て伏せ、背筋をやる」にするのです。(もちろん1回でもOK。)この「習慣としてのアクション」を設定する意味は小さな積み重ねが変化を加速させることにあります。
「継続は力なり」
と言いますが本当は、
「継続こそが力なり」
なのです。
次に「精度の高いアクション」です。ここがセールスポイント(3)の肝になる部分です。どんなにハードルの高いアクションを実行しても「精度」が高くなければ望む状態にたどりつくことはできません。思い切っていままでやったことのないアクションを起こすことは度胸や自信をつけてくれるかもしれませんが、どうせやるのであれば精度の高いアクションの方がいいに決まっています。ここでは詳しく書きませんが、Trickstar独自のアクションプラン作成方法に基づいて精度の高いアクションを導き出し実践するのがファーメンテーション・コーチングのセールスポイントになります。
ちょっとここで話題を変え、問題解決について・・・
皆さん、「問題」とはなんですか?
分かっているようで、捉えどころのない「問題」。定義としては「あるべき姿・状態マイナス現状」の差が「問題」となります。この差がなければ「問題」は存在しない、そんなことを会社の問題解決研修や外部のセミナーで聞いたことがあるかも知れません。でもここで注意したいのは「あるべき状態」をどこに設定するかです。「あるべき姿」=「望むべき状態」なのか、「あるべき姿」=「そうなっていないといけない状態」なのか。これをきちんと設定しないと問題にあたる差の部分に大きな違いが出てきます。会社などの研修ではこの「あるべき姿」の捉え方が一様でないことが多く、グループワークなどすると結果に大きな差が出てきます。「研修は研修で実際は効果がない」と考えれば問題解決の方法論だけを身につけるだけでよいのですが、それでは全く意味がありません。組織に属していた時、いつもこの点に違和感を感じていました。
今回、個人ビジネスとしてTrickstarを立ち上げた時にこの部分にはこだわりがありました。クライアントの本当に望むゴールを明確に設定し、そのゴール達成に向けた心身の土台造りと思い込みや固定概念の払拭、そして精度の高いアクション設定。現場で経験してきたノウハウと理論的なアプローチで「生まれ変わりたい」と思っている方のお手伝いができればと心の底から願っています。