セールスライターが「掘り下げ」について考える
マインドブロックや願望実現系のコーチング講座を受講してわかったこと。
パッと思いつくものを5つ挙げてみる。
3ヶ月でかなり意識が変化したと思うが、一番影響があったのは「過去の捉えなおし作業」だ。
過去にネガティブな感情や印象をもった出来事に対して、淡々と掘り下げてゆく。いわば自己との対話。
これが結構重くて、控えめに言って全然楽しくない!
でも「これをやるかやらないかで未来が変わる」と言われ、未来を変えたくて変えたくてもう待てない!と思ったから、言われたとおりにやってみた。
200・・・はいかないかな。でも150くらいは捉えなおしていると思う。
さて、変化のほどは?
私の未来はドラマチックな変化を遂げたのか?
結論。
とくに変化はない。
引き寄せてもいないし、環境がガラリと変わったわけでもない。
・・・・・・ただし「今のところ」は、だ。
思いがけずに嬉しい現実を引き寄せるのは、時間の問題だと思う。
なぜならば、私の内面はかなり変化しているからだ。
その変化とは?
まず、切り替えが早くなった。
落ち込んだり傷ついたりイライラしたりしょぼくれたり。
勿論そんな夜もある。たくさんある。そこは変わらない。
でも、浮上するのが明らかに早くなった。
それから、ネガティブな事象に対して多面的な視点をもつようになった。
"えーーーー!?そんなのアリーーーー!?"
と思うことがあっても、
夜、寝る前に捉えなおしをしてゆくと、何か1個くらい「そっか!」と腹落ちするような理由が見つかったりする。
100のうち99はネガティブでも、1ポジティブな要素があれば、「あ、そうだったのか」と感じて、少なからず落ち着きを取り戻す。
だから1つでいい。
なんでもいい。
ネガティブなだけではない何か。
その1つに気づくことで、何十年もかけて作り上げた「思考パターン」がほんの少しだけ壊れる。
アクセサリーのチェーンが1か所だけ外れる感じとでも言おうか。
お決まりの思考パターンから少しだけ「自由」になれる。
ネガティブな出来事の捉えなおしは、この「自由」を少しずつ少しずつ拡張するようなイメージ。
不思議なことに、どんなにネガティブな出来事にも、1つくらいは、ネガティブなだけじゃない「何か」があるのだ、本当に。
それなのに「嫌な出来事」と一括りにしてしまうせいで、大事な「何か」に気づかないまま、開かずの扉に隠してしまう。
もう触れたくない過去として。
それがいずれ、古くなった電池が液漏れするように、じわじわと自分を蝕んでゆき、「違和感」として自分に返ってくる。
この「捉えなおし」作業。まずは
「それはどうして?」を繰り返すだけでもいい。
これって何かに似てやしないだろうか・・・
そう。
セールスライティングで、ペルソナの痛みや快楽の本質を知ったり、商品がもたらすベネフィットを多角的に考えたりするときに使う手法だ。
人の心理。商品やサービス。
どちらも、掘り下げに使う言語パターンは似ている。
商品やサービスには「人」が介在するわけだから、当然と言えば当然だろう。
自分の気持ちも、ペルソナの気持ちも。
「どうして?」を置いてきぼりにしてしまうと、ブラックボックスになってしまう。
でも「どうして?」を邪険にしないで丁寧に扱えば、倍の力で味方になってくれる。
人間の脳は、一度質問を投げかけると、無意識に答えを探すらしい。
ふと時間差で「アレってこういうことだったのか」と答えが降ってくるのは、そういうこと。
人には「気づく力」がある。
「気づき」は人生を動かすカンフル剤。
たった一つの気づきで、人生が180度変わることだってあるのだ。
だから煙たがらずに、今日もネガティブな出来事に問いかけてみよう。
「それはどうして?」
「そのときどう思ったの?」
「それはどうしてだと思う?」