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"推す"ことの熱さを感じたいオタクは全員、今週末の「俺達の少女A」をみろ


ここは令和、オタク界隈において「萌え」が死語になって久しく、代わりに「推し」という言葉が席巻している時代。もはやオタク活動とは「推し」を「推す」ことだと言っても過言ではなく、SNSの台頭とともに、ファンイラストを描いたり考察を垂れ流したりとさまざまな「推し事」のかたちが一般的になりつつある。

「推し」とは不思議な単語だ。単なる「好き」とはちがう。そこには第三者──自分と「推す対象」の外に広がった"社会"──の存在がある。この世に好きなアイドルと自分の2人しかいなければ、そのアイドルを推すことはできない。「ちょっと聞いてくれよ、俺はこの子が好きなんだ、こういう良さがあるんだよ」と主張し布教する相手(他者)の存在のうえに「推す」という行為は成り立っている。

あなたが好きな対象を(まだ)「好きじゃない人」がいることではじめて、あなたは「推す」ことができるのだ。



──さて、「推す」ことについて偉そうに高説を垂れているが、ここまではすべて建前だ。「推し」がいるオタク全員に聞いてほしい生放送がある。今週末の夜9時からニコ生にて行われる「俺達の少女A」という個人イベントである。

少女Aを一言でまとめると「アイドルマスターのオタクたちが自分の推しを全力で推す」企画である。このイベントの特徴は、肉声による3分以内の音源でプレゼンしなければならない点だ。頼れるのは自らの声だけ。だからこそ面白い。本気のオタクによる肉声の"好き"語りを聞ける機会なんてそうそう無い。音源ひとつひとつに込められた熱さと愛に、どうしようもなく心動かされる。

アイマスを知らなくてもいい。興味がなくてもいい。きいてほしい。

じつはわたしも現在アイマスは何もやっていない。Pを引退しても唯一楽しみにしているのが「俺達の少女A」だ。そのアイドルのことを知らなくても、アイマスに興味がなくても、思わず惹き込まれてしまうような熱のある語りが山ほど聞ける。熱いだけでなく、ネタ枠で大笑いするのも少女Aの醍醐味だ。

とにかく、あなたに全力で推したい何かがあるのなら──つまりオタクなら少女Aをきいてほしい。それだけの価値があるとわたしは本気で思っている。


今回の少女Aは、現在デレマスで開催中の「総選挙」の票を獲得するためのプレゼン……という一面を持っている。視聴者も「投票券」を携えてきて、気に入ったプレゼンのアイドルには投票することが推奨されている。

だから、わたしのようなそもそもPですらない視聴者は、ほんとうは大手を振って宣伝などするべきではないのかもしれない。

それでも、わたしは「少女AはアイマスP以外のオタクこそ観るべき」だと思っている。そこには全オタクに通底する「推しを推すこと」の初期衝動があるからだ。少女Aを聞いて、自らのオタク活動を省みる良いキッカケになると思う。何より、「ひとの本気に触れる」ことはいつだって最高のエンターテイメントなのだ。

ここまで読んで興味を持ってくれたひとは、以下のnoteでオススメの歴代少女A音源を紹介しているからぜひ聞いてみてほしい。


ニコニコ動画には過去の少女A放送の録画が一部投稿されているので、放送の雰囲気を予習したいひとはゴールデンウィーク中にぜひ観てほしい。

どの回もそれぞれにめちゃくちゃ面白いが、回が進むごとに音源のバラエティ・クオリティ共にグングン上がっていくので、第8回や第9回が特にオススメだ。しかし昔の回ほど比較的短いので、まずそちらからお試ししてみるのも良いかもしれない。


最後に、今週末の少女Aの日程をもう一度おさらいする。

5月8日(金曜)夜10時〜
5月9日(土曜)夜10時〜

この2日間にわたって開催される。土日ではなく金土なので要注意

1日目は声無しアイドル部門、2日目は声有りアイドル部門と分かれているが、2日目からでも途中から聞いてもまったく問題ない。時間の都合が少し合わないひとでも大丈夫!詳しくは公式サイトをチェック↓↓

俺達の少女A 公式サイト

放送コミュニティ


主催者のtwitterをフォローしておくと便利だろう。



さて、「俺達の少女A」の主催者でもなければ音源の投稿者でもないし、おまけにアイマスPでもない完全な部外者がここまで書いてきた。わたしは少女Aに魅せられた一介のファンである。「アイマスPじゃなくても楽しめる企画だよ」というのはわたしのような部外者だからこそ言えることなので、これからも、主催者の皆様にご迷惑でなければ全力で宣伝していこうと思う。アイマスPでない少女A自体のファンも増えてくれたらうれしい。(もちろん、そこからアイマスに興味を持ってもいい)

俺達の少女Aはオタク讃歌な企画だと思っている。推しを推すことの尊さ・素晴らしさがすべて詰まっている。少女Aに出会ってわたしの「推すこと」への価値観は確実に変わった。

だからわたしは「俺達の少女A」を推し続ける。この最高のイベントをまだ好きじゃないひとがいる限り。



【過去の「俺達の少女A」note】

初めて「少女A」について書いた記事です。アツいです。主催者の方や、プレゼンを紹介したPの方々にもツイッターで好意的に言及して頂いて感無量でした。


わたしのnoteを読んで俺達の少女Aを知った伝書鳩Pさんが書いてくださった記事です。文章がうまい。


前々回の少女Aのときの宣伝noteです。自分の書いたnoteで唯一「スキ」数が0とほとんど誰にも読まれなかったことにショックを受けて非公開にしていたのですが、もう時効だろうということで再公開します。この記事の反省から今回はタイトルを強めにしたんですが……どうでしょうか。ちなみにこのnoteの後半では「少女A」の派生企画「俺達の夢ソン生」という地獄のようなイベント(褒め言葉)の紹介もしているので、今からでもぜひ読んでみてください!限界オブ限界のような企画です。




それでは



追記
投稿してから気付きましたが、「今週末」じゃなくて「来週末」では……?
まぁいいか……どうせ2日経てば今週末になるんだし、そっちのほうが題名の収まりがいいし……


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