「不正にご利益はない」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
独フォルクスワーゲンは、2015年に発覚したディーゼル車の排ガス不正事件で、元社長のヴィンター・コルン氏とアウディー元社長のルペルト・シュタートラー氏に「注意義務を怠った」という理由で損害賠償請求をすると発表した。両氏は既に当局に逮捕され、裁判中の身です。
フォルクスワーゲンは、個人や会社の利益のために、人々をあざむき、間接的に人を殺していたのです。当時の経営最高責任者として、損害賠償をするのも当然のことです。
世界では毎年60万人もの人が、大気汚染が原因で亡くなっています。私の家内も喘息を持っています。毎日薬を大量に飲み、とてもかわいそうな目にあっています。自動車が1台1台排気ガスを排出するような構造はもう終わりにしなければならないのです。エンジンの時代は終わりにしなければならないのです。自動車に関わる仕事をしている私としては、とても強く思う。
企業は「誰かのためになることをして利益を得る」ことや「誰かを喜ばすことで利益を得る」ことで存続しています。
経営者は、企業の社会的責任を追及しなければならない立場にもかかわらず、フォルクスワーゲンの経営者は利益を目的化してしまった結果、逮捕されることになったのです。会社は存続するために利益を得るのは当然です。ただし、誰かの犠牲の上で得る利益には、ご利益(ゴリヤク)はない。誰かの笑顔の対価としてご利益(ゴリヤク)を得られるのです。
私達経営者は、常に誰かから自社の行為を監視されていると思って経営方針を決めなければならないと思う。常に、欲望に負けない経営者でありたいものですね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ