「お金が足りない!」

第1,319回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 昨日は政治の話しを突っ込んでしまったので、今日のテーマは1日ずれてしまった。お金について考えてきたテーマの最後です。
 あなたは「お金が足りない!」ということを経験したことがありますか?レジに行ったら現金が100円足りなかった!なんて恥のことじゃないですよ!
 オーストリアに住んでいた時は本当にお金がなく、お金を使えば滞在費が減るので、1日でも長く滞在するために、色々と切り詰めた。
 まずは食費だ。20代前半の食べ盛りなのに、1日1食生活を徹底していた。いつも21時ごろに料理を始めて、夕食1回の生活をしていた。家賃を別にして1日500円位の生活をしていたと思う。当時はタバコを吸っていたので、半分はタバコ代だ。
 酒も飲んでいたが、酒税が安いせいか、酒は安かった。500mlのビールが1本40円だったのを覚えている。ケースで買っていた。ワインも1本120円位だった。

 閑話休題。「お金が足りない」話しに戻るが、今月までにこれだけの現金を用意しないと、会社が倒産する!家賃が支払えないから、家を追い出される!そういう切羽詰まった状態のことだ。たいていの人が経験していないだろう。これは、サラリーマンを続けている限りは、会社が倒産しない限りは起こり得ないことだ。だから、たいていの人は心配すらしたことがないだろう。それはそれで、とてもおめでたいことだと思う。そんな恐怖を知らずに一生を終えられたら、それは幸せなことだ。そのためのサラリーマンともいえる。
 しかし、そういう事態に陥っている人も多く存在していることも事実だ。特に経営者であればこんな経験をしたことのある人は多く存在しているはずだ。むしろ、ほとんどの経営者が経験しているのではないか?
 それは、とても恐ろしい経験だし、気に病む人も多い。しかし、私は誰でも一度は経験した方が良いことの筆頭に、「お金が足りない!」という事態を乗り切る。もしくは本当に破綻することをあげる。これほど得難い経験は、私の知る限り他にないからだ。
 私も父の会社をすんなり引き継げば、そのような経験をせずに終わっただろう。そして、会社を潰してしまうダメな二代目になった可能性が高い。
 会社の預金残高が減っていき、入金よりも支払いが多くなると、とても不安な気持ちになる。そして、どうしたらよいか分からなくなり、とにかくジタバタする。もしかしたら、人によっては気力を失い、何もしなくなる人もいるかもしれない。だが、現実は逃避できないのだ。
 私は頭のネジが2~3本抜けたようだ。急におかしくなってきて、笑いだしてしまった。そして、「面白くなってきたじゃないか!」とがぜんやる気が出てきたのだ。
 きっとここで奮起していなければ、いまの自分はない。そして、支払うべき相手すべてを呪っていたかもしれない。
 確かに理不尽なシステムは多く存在する。しかし、それでもそれを乗り越えている先輩経営者は五万といるのだ。なぜ自分にできない?やるしかないのですよ!
 誰に頭を下げても、お金を支払うわけじゃない。自分の報酬などもらわなくても、住宅ローンだけ払いきればそれで済むこと、実は1度残高が足りず待ってもらったことがある。それでも、1度なら大抵のことは許してもらえるし、10日程度待ってもらうだけなら信用もなくならない。真摯に向き合い、きちんと頭を下げれば、人はそれほど鬼じゃない。そうすると感謝して、また頑張ろうと思えるものだ。
 社会保険と税金だけは待ってもらったことがないが、少しは待ってもらえるそうだ。しかし、ここを一度止めると信用に傷がつくのは間違いない。どうも公的なところは融通が利かなくて良くない。相手が人間とは思えないことが多い。いっそのこと、全員クビにしてAIに変更してほしいとさえ思う。
 いずれにしろ、「お金が足りない」という経験は、なるべく早めにしておく方が良い。とてもつらく楽しい経験だ。とはいえ、もう一回乗る気にはならないところは、ジェットコースターとは違うところですね。でも、足元にいつ穴ができるかは、この後も分からないのですよ!これはスリルあります。だから、経営はやめられない!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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