「寒さに耐えて」

第1,385回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 1年で最も寒い時期だ。若いころ、友人と奥多摩の鷹ノ巣山に初日の出登山に何度か行った。水場も凍っているので、水を背負っていくのがきつい。テントを張って「寒さに耐えて」、紅白歌合戦のラジオを聴きながら暖かい鍋をつつくのは本当においしかった。
 夏なのに沢登りに行ったとき、雨でぬれてしまい、「寒さに耐えて」あまり眠れなかったとき、昼に食べた温かい「かけそば」のおいしさも、忘れられない思い出だ。
 初めてウィーンに行った時の年明けは、ヨーロッパに寒波が来ており部屋の温度計はマイナス20で振り切っていた。マイナス25度以下だったと、外に出ると、鼻と耳がもげるから外に出ないよう、大家さんのマリアから聞いたのを覚えている。この時季になると「寒さに耐えて」一人年越しをしたのを思い出す。
 野生動物や植物は、「寒さに耐えて」生きている。雪の上に残る小さな足跡、野ウサギは何を食べてこの冬を乗り切っているのだろう?「寒さに耐えて」生きているのだろう。
 枝に木の芽が固く身を閉ざして「寒さに耐えて」いる。春になるのを待って、ひたすらに耐え続ける。そんな木の芽も、動物たちに食べられてしまうこともある。この地球で生きていくことは、本当に過酷だ。ただ生き残ることだけなのに、本当に難しいと思う。

 今年も一人寂しい年越しだ。すき焼きに海鮮鍋。年越しはひたすら、鍋物で温まる作戦だ。体は温まっても、心は「寒さに耐えて」行かなければならない。これはいつまで続くのか?

 本年も読んでいただき、ありがとうございました。来年も皆さんにとって良い年でありますよう、祈っております。来年も、よろしくお願いいたします。

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シンジ

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