「貴賤」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 今日はクリスマスですね。サンタクロースは昨夜が一番忙しかったのでしょうか?世の中には色々な職業がありますが、職業により貴賤(キセン)があってはなりません。

 企業のヒエラルキーとしての役職の違いはありますが、これは責任の重さが異なるだけです。その責任に比例して、裁量権も増え、報酬も増えているというだけのことです。特に貴い(トウトイ)職に就いている人がいるわけでもないし、賤しい(イヤシイ)職に就いている人がいるわけでもない。

 例えば、社長だからといって、通りすがりの飲食店で横暴な態度を取っても良いかといえば、そんなことが許されるはずもない。
 営業や開発など、自社の利益を積み上げている部署が偉くて、総務や給与計算をしている部署や、クレーム処理をしている人が、劣っているわけでもない。多くの利益を上げている営業パーソンが、総務の人に横柄な態度を取ることも、また許されることではない。
 清掃員だからといって、賤しい者を見るような態度を取る人こそ、心が賤しいのだ。どの職業も必要なことであって、世のため人のためになっていることは、間違いない。誇りをもって職責をまっとうして欲しい。

 組織は、とびぬけた能力の者が、すべてを決定づけるわけではない。サッカー・ワールドカップを見ていて思わなかっただろうか?特に優れた一人が、チームを引っ張る可能性よりも、全体が機能した組織の方が遥かに強いことがわかります。ですから、お互いが尊重しあえなければ、強いチームにはならないのです。
 自分のポジションがどこであれ、すべて必要なポジションなのです。そこに貴賤(キセン)はないのです。自分のことを偉いと思ったり、人を見下したりは出来ないということです。サンタクロースも、清掃員も、ウェイトレスも、社長も同じだってことです。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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