「情報」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で1,013日目です。

　時々、セミナーで受講生に言われることがあります。そんなに詳しい情報を教えちゃって良いの？ここのセミナールーム、音も全部外に漏れちゃいますよ！受講していない人も聞こえちゃいますよ！と教えてくれる人がいる。
　大丈夫ですよ。折角教えてあげてもね、それを実行する人って、本当に少ないんで。きっと5%くらいの人だけなんですよ！

　よくセミナーや講演に行って「いやー良い話がきけた！」という人は多いけれど、その内容を自社に落とし込んで、きちんと利用している人って、本当に少ないです。他社の例を聞いても、自社に落とし込むのは難しい。コンサルティングで相談を請けても、たいていの人が「我が社の事情はそんなに簡単じゃない」と言います。まずは、その「バイアス」を取り除く必要があるんですよね。
　他社の事例が自社に当てはまらない。と思い込んでいることが「バイアス」で、自社の場合にはどうなるか？と考えられない時点で、より良い変化を行うことは不可能なんです。自分で未来を潰しているのに気づいていないんですね。
　まずは前提を疑い、自分の常識を壊していくことをしなければ、固くなった脳は同じ動きしかしなくなってしまいます。どうやったらその事例と自社が一致するかを考えられないようでは、経営改善など到底出来ません。もちろんお手伝いはしますが、スパッと答えを教えたりはしませんよ。自分で考えたことしか、人は実行しないからです。「こうしなさい」「こうしたほうが良いですよ」と言われて実行したことは、決して長続きしません。
　子供の頃に「勉強しなさい！」と親に言われた人で、良い成績で、良い進学、良い就職をした人を私は知りません。
　人は得た「情報」を元に思考したり、行動したりしますが、その「情報」をあまり有効に利用できていない事実があります。

　セミナーで伝えている「情報」は、とても価値があると思っていますが、その「情報」の価値を理解していない人にとっては、興味すら感じず、利用することはできないのです。ましてや、セミナー代を払っている人でさえそうなのです。外で聞いている人が、有効に利用し、実行できたのなら、逆に驚きです。その人の優秀さに舌を巻いて、逆にお友達になりたいと思います。そのくらい、人は「情報」を右の耳から左の耳に垂れ流しているんですよね！あなたは大丈夫ですか？せめて手書きしているセミナー内容を、翌日にでもワードで清書して、復習する位は必要ですよ！

　いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ