「朝礼」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
昨年の12月26日月曜日から、会社で突然朝礼を始めた。従業員は面食らいながらも、したがってくれた。その日は私の想いや、会社の方針、ルールなどを説明してほぼ午前中いっぱいを使った。
例えば、社内では誰であっても「さん」付けです。私のことも「木下さん」です。「社長」呼称は禁止します。対外的に必要な場合のみで、基本は社外に対してはすべて呼び捨てです。「うちの木下が・・・」で良いのです。
いままで一人で会社を運営してきたが、2022年3人になったことで、組織として機能させようと思ったのだ。
父の会社では21年、相手の目も見ずに「おはようございまーす」と出勤してきて、仕事をする。夜になったら「お先に失礼しまーす」「お疲れ様でーす」という挨拶というより、合言葉のような繰り返しをしていただけだった。中小企業なんて、みんなそんなものだろうと思っていた。
朝礼をやる企業は、現場があり、安全確保が必要な会社が行うというイメージだった。私のそんないい加減な態度は、従業員に伝播する。それを感じたため、突然朝礼を始めました。
いままで行っていないことをするので、どうやって行うべきかもわからず、正直気恥ずかしさなどもありました。しかし、ここをきちんとマネージメントできなければ、以前の会社のように、各々が好き勝手をする会社になってしまい、修正するのに非情な苦労をするだろうと思い、最初から引き締めなければ。と思って始めました。すべては経営者の責任なのです。
まずは朝の挨拶、大きな声で3回「おはようございます」とお辞儀をして行います。まだ、従業員は私の様には出来ませんが、徐々に変わっていくでしょう。
次にお客様への掛け声「いらっしゃいませ」を3回。「ありがとうございました」を3回行います。事務所なので滅多に人は来ませんが、毎日繰り返すことで、きちんとした言葉が出るようになるだろうと思っています。
それに、朝から大きな声を出すと、とても気持ちがよく元気になるのです。今日、この日を元気に楽しく過ごそうという気持ちになるのです。
その後に、企業理念の唱和をしています。きっと1年も経てば忘れずに言えるようになると思います。何のために働いているんだっけ?この判断はどうすれば良いのか?という時に、思い出していただければと思います。公に響く仕事とは何なのか?徐々にわかっていくと思います。
最後に、毎月とっている「職場の教養」という小冊子を輪読します。カレンダーに合わせて、小話が書いてあるので、段落ごとに一人ずつ回し読んでいきます。音読する等、小学校以来の人が多いので、意外と読めない。間違える。声が出ない。老眼で字が見えない。色々な弊害を感じながら読むことで、とても刺激になっていると感じます。
その内容についての感想を短く、一人ひとり話をしてもらい、アウトプットもしています。とっさに内容を考え、それを外に言葉として出すことは、社会人としてのスキルアップになりますし、日本語力の向上にもなると思います。どのような内容でも良いのです。続けることが大事だと思っています。今年一年、この朝礼を続けていきたいと思います。きっと、そのころには、朝礼をしないと気持ち悪い位に、習慣化されているでしょう。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ