「検討」
第1,343回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
ビジネスにおいては、よく「検討します」とか、「ご検討ください」という言葉を使う。それはそれで良いのだが、実際に「検討」する段階を想像すると、どうであろうか?
本当にそれが可能かどうかを考え、手を動かして実現させている人はどの程度いるだろうか?残念ながら、机上の空論で考えているだけで、何も具体的に進められないという人は多くはないだろうか?
例えば、お客様に「もっとここの機能を強化して、価格ももっと下げてもらえないかな?」と言われると、ほぼすべての人は「はい!検討してきます!」という。そして、それを帰社後に上司に投げかけると、「そんなのどうやってやるんだよ!安請け合いをして帰ってくるなよ!」と言われ、一人どうしていいか分からなくなり、そのままその件を放置してしまう。そんな経験はないだろうか?その後、上司宛に検討をしてくれないので、とお断りの電話が入った。
例えば、お客様に同じように言われたあなたは、上司には相談せずに同僚に相談をした。「〇〇社の〇〇さんが、こう言ってきたんだけど、どうやって検討したらいいんだろうね?」「そんなの無理ゲーじゃね?放っておけば、うちの提案でやってくれって言ってくるんじゃない?」という言葉を信じて、放置してしまったことで、お客様から連絡が途絶えた経験はないだろうか?その後、上司宛に検討をしてくれないので、とお断りの電話が入った。
例えば、お客様に同じように言われたあなたは、誰にも相談せず、ただ座ってどうしたらいいのかを考えた。そして、良いアイデアが浮かばないので、そのまま放置した。なんて経験はないだろうか?その後、上司宛に検討をしてくれないので、とお断りの電話が入った。
どれも、冷静に文書化するとクソ人間で社会人失格だ。しかし、自分がその立場になったら、どうやって解決するのか?あなたならどうしますか?ググって回答を見つけますか?
実際、こういう浅はかな「検討」をしている人が非常に多く感じる。「検討」とは、実際に手を動かし、頭を使ってアウトプットをすることだ。たとえそれが間違っていても、確実なアウトプットがなければ、何の意味もない。それを持ってお客様を再訪しなければ、何一つ進まないのである。それを放置するということは、検討をしたといくら口で言っても、誰の心も動かせないのだ。
頭の中で考えていることなど、他人にはのぞけないのだ。その人が何を考え、どう「検討」したのかなど、どうにも証明のしようがないのだ。それを、アウトプットせずに、「検討しました!」などと言っても、誰も納得しないわけです。あなたは「検討」を甘く見ていませんか?きちんと2案以上のアウトプットを持って、お客様に提出していますか?
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
社長のお金持ちセミナー「シンジ塾」
数字アレルギーのあるあなたに!絶賛開催中!
https://shinjijiku.hp.peraichi.com
シンジ