「正しい判断」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で1,070日目です。

 誰でも「正しい判断」をしたいと思うものだ。誰だって失敗したくないし、失敗を挽回するのは面倒くさい。しかし、その「正しい判断」とはどうすれば出来るのか?
 その判断が正しかったか?正しくなかったか?それを決めるのは誰だろう?自分でもあるし、他人でもある。ただ、あなたが気にしているのは、きっと他人の判断だろう。他人から「その判断は正しくなかった!」そう指摘されるのを、人は恐れるのだ。

 例えば、このまま掘り進めば金の鉱脈につながると判断するのか?右に掘った方が良いと判断するのか?左に掘った方が良いと判断するのか?もうこの穴は不可能だと諦めるのか?その判断が正しいかどうかは、誰にも分らないのだ。この後、未来が現在になった時になって初めて、その判断が正しかったかどうかが分かる。だから、「正しい判断」など出来る人はいないのだ。
 できるのは、判断材料を集め、どういう情報に基づけば、より正しそうな判断が出来るのか?ということを知ることしかできない。会社も決算書から様々なことが読み取れるが、それも万能ではない。判断を誤ることは必ずあるのだ。

 この世に「正しい判断」などないのだ。出来るのは、いま誰かのために良かれと思って判断した自分を信じることだけだ。その判断が正しいかどうかなど気にしても仕方ない。それを決めるのは、後世の人だ。いまの瞬間には誰にも答えは分からないものだ。
 だから「正しい判断」など求めず、より良くなるよう、早く判断し、早く行動し、間違えたらやり直す勇気を持つことだ。だから、「正しい判断」をしようと、判断が遅くなるのは、それそのものが罪なのです。
 経営判断は常に一瞬だ。「社に戻って相談します」などと言っていられない。即断即決、即行動だ。稟議を通してなど、悠長(ユウチョウ)なことを言っていると、先を越される。中小企業の強みは、フットワークの軽さである。「正しい判断」など求める必要はなく、その一歩を踏み出す勇気の方が100倍重要だ。
「正しい判断」を求めて、スピードの遅くなる人は、結局何事も成せずに、終始愚痴を垂れ流すだけで終わるのだ。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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