「お客様第一」
第1,221回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
まじめで、良い人ほど、より良い商品をより安く売ろうと思うものです。そして必ず言うことが「お客様第一」という呪文だ。
お客様のために仕事をすれば、会社は存続できる。お客様あってこその会社だ。そう思うのは間違いじゃない。でも、お客様を喜ばせることは簡単だ。100円仕入れたものを50円で売ればいい。どこよりも安く。お客様は大満足だ。たくさん売れるから、売上も増える。でも、会社は存続できなくなる。
でも、自社の利益を最大化して、「お客様第一」というのは矛盾している!と言う人がいるけれど、そもそもお客様は納得して購入しているのだ。だから、会社がどの程度の利益を出しているかなど、関係ないのである。
でも、利益を出し過ぎると、その分はお客様が損してるよね!という者がいる。それなら、利益をギリギリにして、税金を払わない方が良いのか?それも違う。
会社は存続し続け、商品やサービスをお客様に提供し続ける義務があるのです。その会社を維持するための利益なのですから、儲けていいのです。儲けることを、悪いこと、ととらえてしまう人が時々いるが、それでは会社は成り立たないことを知らないのだ。そこは、経営者が会社の数字をきちんと説明しなければならない。理解していない者が勘違いをする。よくあることだ。個人的には「お客様第一」という気持ちはないし、勘違いを起こすような言葉は選択しない方がいいと思っている。
「お客様第一」と言って、安売りをするということは、大型量販店と価格勝負をするということです。大手企業と真っ向勝負をするようなものです。ということは、例えるなら、竹槍で戦闘機を落とそうとしているようのものです。勝てる道理がないのです。
我々中小企業は、「お客様第一」と同様に、「従業員満足」も満たさなければ、会社は維持できないのです。大企業のような福利厚生もなく、賃金も高くない中小企業に居続けてもらうためには、働きやすさの柔軟性や、その他のメリットがなければならないのです。
お客様だって、中小企業に安さなど求めていません。それ以上に、あなたの会社から買いたい理由があるはずです。わからなければ、お客様に聞いてみましょう。それが本当の「お客様第一」につながるのです。決して安売りじゃないのです。そして、儲けてもいいのです。この2点は忘れてはならないですね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ