「備える」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 経営者は、常に先を見越して備えておかなければなりません。「まさか」に備える、というやつです。友人の経営者は、銀やニッケルなど希少金属を事前に大量に購入していたそうです。今回はプーチンやると思ったから。やっぱりね!見事に価格が高騰。会社への影響を緩和することができました。

 地震などもいつ起こるとも知れない。予測不可能な部類です。非常食や保存できる水などを用意するように、会社としても出来るだけのことを考えておくべきですね。行政は住民の分は用意していても、出勤してきている人数は把握していないので、従業員の分は経営者が確保しなければなりません。
 また、ヤバくなってからお金を借りることはできません。銀行は、返済実績に応じて借入額の上限を決めます。ですから、平時に借りる必要がなくてもお金を借りておく必要があります。間違っても、繰り上げ返済などしてはいけません。会社の借金と、個人の借金は次元が違います。金利は、保険料だと思って喜んで払いましょう。そうすると、他行でもうわさを聞きつけて、お金を貸したいと言ってきます。飛んで火にいる夏の虫。借りる必要がなくても、更に借りましょう。ただ借りるだけ借りて、そのまま返済していけばいいだけです。なぜか?会社は赤字でも借金が多くても倒産しません。現金がなくなった時に倒産するからです。借入額よりも多くの現金を「備えて」おけば、実質無借金経営です。そして倒産する可能性もグッと減る。
 経営の格言に「銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」とあります。晴れた日に、どれだけ「備え」て(借りて)おけるかが、時々来る嵐を乗り切る方法です。今年も更に借りようかな?

 コロナになった時はまさか感染症で来るとは!コロナを予測することはできませんでしたが、10年に1度は経済的な危機は必ず来ています。そろそろ来そうだなっていうのは、毎日マーケットを見ているだけで、何となく予想がつきます。多くの人がヤバイと思いだしてからでは遅いのです。経営者は事前に「備える」必要がありますね。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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