「見えている景色」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
人によって「見えている景色」は違う。同じ山に登って、同じ景色を見ていても、その目に映る景色には、大きな違いがある。そんなバカな?と思いますか?同じ山に登って、違うものが見えるわけない!そう思いますか?
例えば、小さな花に気づく人もいれば、まったく目に入らない人もいる。小動物に気づく人もいれば、まったく目に入らない人もいる。これは誰でも経験があるのではないでしょうか?同じ景色を見ているのに、不思議じゃないですか?
私は子供の頃、人の観察が好きだった。親がかんしゃく持ちだったので、親の顔色をうかがう、兄が怒られたのを見て、自分は上手く立回ることを覚えたわけだ。同じ様に先生やその他、大人の喜びそうな言動をすることに注意をしていた。
同じ大人を見ていても、周りの子と私は見えている景色が違っていたわけだ。ところが、子供じゃなくなると、自分で判断しなければならなくなる。そうすると顔色を見るべき相手がいなく、戸惑ったものだ。
次に私が注目したのはお金だ。人の行動は、お金の流れに比例すると考えたからだ。これも私の「見えている景色」でしかなかった。多くの人が、私の思った通りの行動をしてくれていたが、きっと私がそういう人としか付き合わなかったからだと、いまでは分かっている。でも当時は、手に取るように行動が見えることが面白かった。
しかし、いまは私の予想をはるかに超える言動をする人が多く存在することが分った。他人の顔色を、うかがうのでもなく。お金の損得で動くわけでもない。自分の信念で行動できる人が大勢いることを知った。人は他人の評価や目先の金でも動くが、それ以上に、心が動かなければ、テコでも動かないという景色を見た。逆に、心を動かせば、人は勝手に動き出すってことも学んだ。
サラリーマンの時は、サラリーマンとしての景色しか見えない。経営者になると、経営者としての景色も、サラリーマンの景色も見ることが出来るようになる。
同じ目に映る現実なのに、「見えている景色」があまりに違うことを、とても痛感し、とても楽しく思う。
見えない人には説明をしても、いつまでも分からない。ところが、自分が見ようとさえすれば、更に気づかなかった世界が目の前に広がっているんですよ!こんなに楽しくワクワクすることは他にないじゃないですか?あなたも「見えている景色」がどんどん増えて広がるように、見える目を持ちましょう!世界が明るくなりますよ!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ