「電気」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で1,068日目です。

 人類はいまだ「電気」を使いこなしていない。小学校では電気はプラスからマイナスに流れると習う。ところが実際には、電子はマイナスからプラスに移動しているのだ。後から証明されたことで、人類はいまだ電気のことをよく知らない。
 エジソンが白熱電球を発明したことにより、私達は夜も明かりを得ることが出来るようになった。当時は、電気に金属抵抗を加えると、熱と光を発することから、電球が発明されたが、光以上に熱が上がり、金属が焼き切れてしまうのだ。要するに電球の球が切れるという現象だ。その金属は熱に強く強度も必要だ。そして、タングステンという材質に落ち着くまでに、かなりの実験を要したわけだ。
 いまでは半導体である発光ダイオードを使うことで、熱を発生させずに小さな電気で光を得ることが出来るが、当時は考えることすらできないことだった。人類は電気の知識があまりになかったからだ。
 タングステンは元素番号74番で「W」比重は19.3とかなり重い。通常鉄は7.85なので約2.5倍も重い。因みに水の比重が「1」だ。水1リットルは1kg。同じ量だと鉄は7.85kgタングステンは19.3kgという意味だ。近いところだと金が19.32だ。かなりずしりと重いはず。その針金に電気を通して発光させているわけだ。

 発電方法は100年以上前から変わらない。コイルの中心に磁石を置いて、その磁石を動かすと電流が発生する。小学生の実験と何ら変わらないのだ。
 発電機を回す方法として一番馴染みがあるのは、自転車の電気ではないだろうか?タイヤに回転する軸が取りつくと、ペダルが重くなるけれど、タイヤのスピードに比例して明るくなるあのライトは、小型の発電機です。この単純な機構が、100年以上もまだ使われており、何も変化していないのですから、発電効率は極めて悪いわけです。
 発電機を回す方法は、火力発電、水力発電、風力発電、原子力発電、地熱発電など様々ですが、どれもが水を沸かして水蒸気でタービンを回し、それにより磁石を回して、周りの子コイルに電流を発生させるということは、何も変わりません。大きくして規模を広げたに過ぎません。唯一異なるのが、太陽光発電ですね。ここでは電池については割愛します。
 原子力などというと、何かすごい技術のように思えますが、原子を衝突させて発生したエネルギーで水を水蒸気に変えている。産業革命の蒸気機関が、いまだに変わっていないという事実は、人類の発展もまだまだだと思える部分ではないでしょうか?人類はいまだ「電気」を使いこなしていない。証左です。

 ガソリンエンジンではなく、EVの時代になろうとしているけれど、人類はいまだ「電気」を使いこなしていない。いまだ理解の及ばない電気とどう向き合っていくのか?電気制御は確実ではない。誤作動をしたら、人命に関わる。とはいえ、この世に完全なるシステムはない。中途半端でも投入していかなければ、発展することはないのだ。
 人類が、これから「電気」とどのように関わっていくのか?とても重要な分岐点に来ていると思っている。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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