「仕事の価値」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
世の中の仕事の価値は、実はあまり良くないと思っている。何の価値があるのか分からない会議をしているだけで、1日が終わってしまうビジネスパーソンが、多くいる。オフィスに座ってパソコンを叩いているだけで、1日が終わってしまうビジネスパーソンが、多くいる。お客様の顔を見ることもなく、誰のために仕事しているのか分からなくなっているビジネスパーソンが、多くいる。社内政治にばかり気をつかい、実質的な仕事をしていないビジネスパーソンが、多くいる。その人達に価値はあるのだろうか?
私の借りているシェアオフィスでは、毎日掃除のおばさんが働いている。かなり広い床の掃除から、机や椅子、トイレ掃除まですべて一人でやっている。かなりの重労働だ。
しかも、ゴミ箱が一つしかないため、利用者が適当に捨てるゴミの分別までしている。利用者は金を払っているとはいえ、かなりいい加減な利用方法をしている。書類だけじゃなく、弁当の食べ残しから、鼻紙まで一緒に捨てている。そんなゴミを分別するのは、とても苦痛だろう。
このような価値の高い仕事なのに、大抵はこのような仕事は最低賃金に近い金額しか支払われていないと思う。とても残念なことだ。
仕事としての参入障壁は低い。誰でもできる仕事、という前提なのだろうが、この仕事を完ぺきにこなせるビジネスパーソンがどれ程いるだろうか?私を含め、このシェアオフィスを借りている者全員の中で、このおばさんと同等の仕事が出来る者は、一人もいないと思う。その仕事に大きな価値は感じないのだろうか?無くてはならない仕事だし、誰かがやらなければならない、日の当たらない仕事。だが、最も大事な実質的な仕事の一つだ。
会社でふんぞり返って、権力行使しかしないジジイどもが、おばさんたちの仕事場である、スーパーのレジ打ちを、立ちっぱなしで出来ようはずもない。トイレ掃除どころか、コンビニで働く辛さ、飲食店の忙しさなど理解できないだろう。そんな実務の出来ないジジイに限って、高収入を得て自分を「偉い」と勘違いしている。日本を守っているのは、そんな非正規雇用の、おばさんたちだってことも分かっていないだろう。
世の中の仕事の価値は、間違っていると思う。とても残念なことだ。楽(ラク)をして、大金を手に入れることが目的化している仕事は、既に仕事の定義を外れている。その仕事が、誰のためになるものなのか?見失ってしまったら、もはや金取りゲームでしかない。仕事としての価値は「ゼロ」だ!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ