「頑固」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。第1,168回です。

　人は誰でも「頑固」なものだ。そういうと「いや、私は頑固じゃない！」という人がいる。そう言っている時点で「頑固」なのである。
　人の話しを聞くよりも、自分の言いたいことが先行していないだろうか？相手の言葉に自分の言葉を重ねていないだろうか？
　自分の考えに固執して、受け入れられなくなっていないだろうか？もしくは、誰かの意見に流されて、自分の頭で考えることを放棄していないだろうか？そんな「頑固」な頭をしていると、幸せな人生は歩めない。

　例えば、高速道路で運転中にしょっちゅうブレーキを踏む人がいる。これは車間を常に一定にしたがる人の特徴だ。つまり、頑なに自分の前に他の車を入れたがらないということだ。かなり危険な運転だし、ヘタクソだ。別に前に入られたからって何を失うんでしょうね？「頑固」になる部分のレベルが低すぎるんですよね。
　例えば、部下が提案してくれた提案を、フェアーな目線で検討しているだろうか？「若輩者の意見だから」という理由で未決済箱に突っ込んで終わりにしていないだろうか？あなたの「頑固」が部下の成長を阻害していないだろうか？
　例えば、人に何かを頼む時、自分が先にしてもらうことを考えていないだろうか？自分が先に何かをしていなければ、人はあなたのために何もしない。まずは先に与えなければ、信頼関係は生まれないのだ。
　学校の先生などが分かりやすいだろう。先生がまずは自分の残業代を気にしていたらどうだろう？そんな先生は信頼できないだろう。「頑固」に最近のデジタル指導を無視して、従来の紙と板書を行う授業にこだわっていたら、リモート授業も出来ないし、そのような先生は信頼も出来ないし、もう子供を受け持って欲しくないと思わないだろうか？
　2車線の自動車専用道路を、「頑固」に右車線（追い越し車線）を譲らないトラックは、何を求めているのだろう？渋滞を作って周りに迷惑をかけているのに「頑固」に自分を変えようとしない。罰金ものである！
　財務官僚は国民から「頑固」に税金を取ることしか考えていない。それが、誰のためになっているのかなど考えず、「頑固」に伝統を守っているだけだ。奴らの守っているものは、およそ人が「頑固」に守る必要のないことだ。それすら理解できないのが「頑固」者の証左である。
　政府は国民ウケを良くするために、金のバラマキをした。それを批判されたら、今度は「定額減税」と称して、実質的なバラマキを会社が事務負担で計算させるようにした。票を取ることに関しての「頑固」さは他に類を見ない。

　人は、こうと決めるとなかなか曲がれないものだ。頭で分かっていても、感情が譲れなくなるものだ。
　だから、まずは受け入れる。そして、まずは与えるのだ。自分が先に得ようとするから、手に入らなくなるものなのだ。「頑固」の先に良い未来はない。分かっているけれど、極めて難しいことなのですよね。なぜなら、人は「頑固」だからです。

　いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ