「対外対応」

第1,320回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 よく大手の企業へ電話をすると、若い新人が社内の呼称と「対外対応」を使い分けていないことがある。これはかなり恥ずかしいことだ。
 例えば、こちらが「〇〇課長お願いします」というのに対して、「〇〇さんは、いま会議中で席におられません」というのだ。社内の人間に対して「さん」付けは行ってはならないという教育が出来ていないのが分かる。「対外対応」では「うちの〇〇はただいま席を外しており・・・」とすべきなのである。

 上場企業は社内のセキュリティー強化で、ネットが使えないところが多い、情報流出を防ぐためだろう。データー納品するにもかなり面倒だ。だから、独自のシステムを入れていることが多い。しかも、その独自システムを有料で使わせるのだ。これは独占禁止法に抵触するだろう。グループ会社や協力メーカーから毎月2,000円でも、2万社が利用していれば、月に4,000万円の売上だ!ボッタくりも良いところだ!誰も訴えないだけの自動車メーカーの闇の部分だ。いずれ切りたいところだ。
 このように、内側の事情と、「対外対応」ははっきりと分けなければならない。お客様によっては、設備や環境も違うのに、自社の都合を我が社内で同じことが出来ると思い込んでいる、おめでたい人がかなりいる。上場している大会社ほど、おめでたい人の割合は高い。そういう、おめでたい人は、会社のブランドがなくなると、価値のない人になるわけだ。

 我が社は今年の8月に前職である父の会社を買収して、100%子会社とした。しかし、何が変わるわけでもない。来年1月より私が2社の代表取締役になり、父は取締役から外れるのだが、法的なことだけである。それ以外は名刺が変わるだけのことだ。
 呼称はいままで通り「社長」のままとする。死ぬまで社長でいてもらうだけで、すべての責任と借金は私が背負い込むことになるだけのことだ。
 だからお客様や協力メーカーへの「対外対応」としては何もしないつもりだ。徐々に事業承継をしたと思ってもらうのが一番だと思っている。我が社の株主が変わったことなど、お客様には全く関係のないことだ。
 「対外対応」すべきことと、逆に何もしない方が良いこと、よく考えて対応しないと、トラブルのもとになるってことですよね!
 この事業承継方法については、いずれ「シンジ塾」では行うが、有料案件になるので、ここでは詳しく述べないでおく。だが、これからの事業承継は、いままでとは違った方法がお勧めだ。つまり「対外対応」も変わっていくということだ。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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