「すれ違い」
第1,341回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
意見が「すれ違う」ことはよくあることだ。特に自分の思いが強いほど、他人に意見を受け入れにくくなるものだ。また、文章だと伝わり方の「すれ違い」も起きやすくなる。
人は同じ文章を読んでも、同じ動画を見ていても、受け取り方が異なる。ここが大変に難しいところなのだ。確かに受け取り方は自由だし、誘導するのもよくはない。
メラビアンの法則というものを聞いたことがある人はいるだろうか?人は言語情報から7%、聴覚情報から38%、視覚情報から55%を得ているということだ。つまり、言語情報からはわずか7%しか伝わらないということだ。言語以外に人に伝える手段を持たない人としては「すれ違い」が起きるのもうなずけることだ。
人は視覚的に物事をとらえているのが半分以上ということだ。だから、メールよりも電話の方が良く伝わり、WEB会議はもっとよく伝わるということだ。そして、対面ミーティングの方が最も「すれ違い」が少ないことがよくわかる。
全く同じ文章を読んでも、人によってとらえ方は異なる。売上10億円の従業員100人の会社を2代目として引継ぎ、売上100億円の従業員2000人の会社にした社長の記事を読んだ場合。人によってとらえ方が異なる。あなたはどう思われたことだろう?
多くは、10倍の大きさの会社にした、経営手腕のある2代目経営者と思う人が多いのではないだろうか?
しかし私はそうは思わない。父親の代では、100人が1000万円ずつ売り上げて10億円の会社にしていたのに、2代目は売上規模を10倍、従業員を20倍にして、一人当たりの売上を500万円と半分に減らしてしまっている。これでは、とても利益など残っていないだろうと思う。私は方向性を誤った経営者だと思う。これでは先代とは「すれ違い」が絶えないことだろうと想像される。
財務省が国の借金は国民一人当たり1000万円を超えた。という発表があると。国の借金が多いのはまずい。増税もやむ無しか!と思う人もいる。
ところが、国民が貸している借金だっていうのなら、返済してよ!と思う人もいるだろう。しかし、返済されることは決してない。
こんなのは財務省による増税前のプロパガンダでしかない!騙されてはならない!という人もいるのだ。
このように、同じ文章でも受け取り方は「すれ違い」が起こってしまうものだ。自分の頭で考えているのか?他人の意見に流されているのかでも、大きく異なってくる。その事実は誰にとって得なのか?そして、その先に何を期待していることなのか?それを考えれば、答えはおのずと見えてくる。悲しい「すれ違い」をなくすには、人の言動がどのような目的から来ているのかを考える癖を付けると、見誤らないようになるだろう。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ