「緊急事態宣言の対応」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 ようやく緊急事態宣言が明けた。みなさんあまり実感がないと思う。この宣言は一体何だったのか?個人的にはこれは愚策だと思っている。ずっと言いたかったことを書かせて頂くことにする。人の批判は簡単だ。だから、自分がその立場だったら?という思考があって初めて、その問題を考えたことになると思う。

1. 緊急事態宣言を行うのに、知事から要請が来るという指揮命令系統はおかしいと思う。政府としての考えが見えてこない。国と地方自治体どちらが主導すべきなのか?そもそも人気取りにつかわれている時点でアウトだ!そして、国民も2021年の宣言は、もう守ろうとしていなかった。「ピーターと狼」状態になっていたと思う。トップとして方針を示せない者に、国のかじ取りは出来ない。経営者としても失格だ。
→私が総理なら、国としての方針を示し、地方からの要請は参考程度にとどめる。私が都知事だったら、全国の知事を招集(リモート)して、政府を交えて、政府が判断すべきか、地方自治体に任せるべきかを動議する。
2. 緑のタヌキは「命を守る」という言葉を軽々しく使いすぎ!票を取るには都合が良いだろうけれど、それによって死んでいるものを無視している言葉だ。一部の職種にだけ「息を止めて動くな!」と命令して窒息していくのを黙って見過ごすのが「命を守る」ことなのだろうか?憲法の職業選択の自由に反している。憲法の平等の権利に反している。緑のタヌキには都民ではなく、対自民党しか見えていない。
→私が都知事なら、休業要請はしない。すべての職種に平等に休業要請は出来ないのだから、不平等が起きる。
3. 助成金が過剰で、店を閉めて遊んでいる経営者もいたことは事実だ。いつものことだが、税金の使い方が下手くそすぎる。一部の職種を殺してGDPを維持することが出来るわけがないのだ。多角化企業の事業を2~3止め(売却し)たら、売上が下がるに決まっているのだ。小学生でもわかることだ。
4. 緊急事態宣言中に、アルコールの提供を禁止する合理性が見えない。アルコールを飲むと感染症になるのなら理解はできるが、人が集まるのはアルコールに限った話ではない。理論的ではない命令を、国や行政が国民に対して行うことは独裁だ。アルコールを制限すると、国民感情が犯罪に向かうのは、アメリカの禁酒法で学んだはずでは?国民のガス抜きをどうするつもりなのか?そのツケは高くつくよ!
→私なら、そのような要請をしない。アルコール?全然OKでしょ。
5. 24時間開いていた郵便局本局の営業時間が、東京都の要請で朝の7時から18時に変わった。そのため、18時頃の混雑はひどいものだ。建物の外まで長蛇の列だ。3蜜を作っているのは、都の要請だ!早朝や深夜など空いている時間に空けていた方が感染リスクは下がる。やっていることが真逆である。
6. 同じ様に、19時や20時までの営業に合わせれば、その時間帯に客が集中する。蜜を作っているのは政治家の責任だ。連続営業時間に制限を設ければ、何時に開店するかは店独自で考える。自然、近所の店と示し合わせて順次開店閉店していくはずだ。頭の使い方がザルなんだよ。
7. 医療のひっ迫とは甚だおかしい。日本には病院がないのか?6月18日時点で入院が必要な患者数は24,000人。重症患者数はわずか800人だ。死亡者数はわずか1万4,000人。実行再生産数はわずか0.8である。つまり、一人の患者から一人の感染者が出る状況以下であるということ。一体何がひっ迫しているのか?
8. 東京都に限っては、1,400万人の人口で重症者数がたったの45名。死亡者数も2,200名に届かず、実行再生産数も0.97と「1」を切っている。それでひっ迫していることを恥ずかしく思って欲しい。1年も前から、何の手も打っていないということだ!仕事をしていない怠慢な政治家はクビにすべきだ!退職金も辞退しろ!
→命を守るのは、政治家の仕事ではない。医療関係者の仕事だ。医療関係者用のワクチンをすぐに買ってきて、すぐに接種させ、すべての病院で患者の受け入れをして、正しい知識を共有する。そのような対応が出来るのが、唯一政府であり、総理というトップの立場だ。それが出来ないトップはその器にない。私が総理なら、既に行っている。医療のひっ迫など、あるわけがない!病床が足りないはずがない!
9. 要するに、公営病院だけにコロナ感染者を入れているからひっ迫しているんです。圧倒的多数の民間病院での受け入れ要請をせずに、国民全部に自粛を促すなど、方法論として間違っています。日本医師会の言葉など無視すればいいんですよ。そもそも医師会は開業医を守るのが目的で、患者を守る気なんてないんだから。商工会議所が経営者を守るために最低賃金引き上げに反対して、労働者を守らないのと同じ構図です。私達が病気になった時、真っ先に頼るのは近所の内科医です。そこがコロナを受け入れないから、医療がひっ迫したんじゃないですか!原因が分かっているなら改めてよ!
10. 緊急事態宣言などの措置、日本では欧米の真似をする状況ではないのですよ。現状の見極めが甘い。頭を使って考えていない。まん延防止とか言っているが、まん延などしていないことは数字が証明している。まさか東洋経済の公開している数字が間違っているとは思えませんけれどね。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

11. コロナ融資で多くの企業がお金を借りました。私も借りている。色々な仕事を止めたから、需要に対して供給が追いついていません。つまり、物価が上昇しているのです。プチインフレってことです。そうすると、金利は下がったままで、お金の価値が低い状態です。それなのに実際には円高です。ここは日銀が政策金利を上げるところです。ですが、金利が低いのを良いことに借りまくった企業が今度は返済が厳しくなってしまうのです。だから、物価上昇がたとえ2%を超えたとしても、日銀は指をくわえて見ていることしかできないんだと思います。異次元緩和をし過ぎて、ゆるゆるに緩んだ中では、何をどうしてもゆるゆるなんだと思います。もう経済理論なんてどうにもならない状況になっている気がします。というか、歴史的にない試みに入ってしまったように思います。この先にトンネルの出口は見えません。このまま行くと、マネタリーベースは増える一方です。兆の次の単位「京」(ケイ)が普通に使われるようになる日も、遠くないのかな?きっと誰にも分からないことになっていると思います。良いか悪いかも分らぬまま、あと1年で黒田氏は退場。責任の所在はどうするのか?残った課題をどうするのか?国の借金に関しては気にしていないけれど、日銀の政策に関しては、私も皆目見当が付きません。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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