「運転資金」

第1,349回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 会社を経営していると、「運転資金」という言葉がよく使われる。ところが、この言葉の意味を取り違えている人が多いことに気づいた。
 銀行は会社の「運転資金」なら借りることが可能です。その時に、運転資金を借りたいと申し出るときに、決算書を見せて「運転資金」の平均的な額を借りることが出来ます。
 みなさんはこう思っていないだろうか?運転資金とは、会社を運営するのに必要なお金のこと。会社を運営するのに必要なお金って、どこからどこまでですか?そりゃ、仕入や経費や人件費、家賃や水道光熱費のことじゃないの?と思った人、それは違います。えっ!違うの?と思われただろうか?これも日本語の漢字の表現の悪さですね。
 会社の運転資金には、れっきとした式が存在しているのです。その式は下記のように表されます。

運転資金=売掛金+棚卸資産-買掛金

なのです。
 つまり、人件費や家賃その他の経費は入らないのですよ!会社を運営していくのに、売れたけれど、お金になっていない債権(売掛金)とこれから売れる予定の在庫(棚卸資産)を足した金額から、仕入にかかった費用(買掛金)を差し引いいた金額なのです。
 当たり前ですよね!銀行は人件費や経費を支払うお金を貸すわけがないじゃないですか?確実にお金になる、つまり返済してもらえる可能性の高いものに対して貸しているのです。
 そして、「運転資金」とは、常に現金とはタイムラグのある動きをする分だけ、お金を貸してくれるシステムなのですね。ですから、家賃や人件費の支払いが大変だから、お金を貸してください!なんて言っても、「アホ言ってるんじゃない!自分で利益だして支払え!」と笑われてしまうわけです。
 みなさんは、「運転資金」とはどういうものか?正しく知っていましたか?経営者じゃない場合には、知らなくても良い話しでした。でも経営者にとっては、有料級の大事な内容ですよ!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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