「顔」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
人は一生自分の顔を見ることは出来ない。当然、鏡を使って見ることは出来るが、それが他人の見ている自分の顔だという保証はどこにもない。そして、自分の顔をはっきりと認識出来る人は少ないのではないだろうか?
他人の顔はよく見ているので、覚えることが可能だけれど、自分の顔はそれ程見るだろうか?ひげを剃る時、化粧をする時には見るけれど、毎日それ程見てはいないし、普段の話している時の表情や、食事している時の表情などは、他人ほどわからないのではないだろうか?そう考えると、人は自分のことをあまり知らないと思う。
一時流行った自撮り棒。自分を撮ることに夢中になった人達は、決して自分の顔に興味を持ったわけじゃない。自分を含めた被写体全てで興味を持ったのだろう。
そう考えると、自分の顔や表情に、自信を持つのは難しい気がしてくる。知らない顔を、どのように良く見せれば良いのだろうか?外面を装うのはとても難しい。
子供は親の顔色をうかがっている。部下は上司の顔色をうかがっている。顔の表情で、私達は多くの情報を得ている。視覚情報は全体の6割以上と言われるほど、人は視覚に傾倒している。それなのに、自分の顔については、あまりに情報がないのだ。それは、自分の目で、自分の顔を見ることが出来ないからだ。
欧米人は表情が豊かだ。日本人はいつも無表情だと言われる。特にビジネスにおいてはそのような指摘を何度も受けたことがある。その時は、表情などどうでも良いように思っていたが、無表情の者には、警戒心しか起こさせない。
人前に出る時、家族の前にいる時、怒っている時、悲しい時、うれしい時、自分がどのような表情をしているのか?もっと観察したほうが良いのだろう。人前に出ることが多くなった最近、今更ながらにそう思った。私は、自分の「顔」のことを、あまりに知らなかったのだと。思い至った。みなさんは、どうであろうか?
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ