「説得する」

第1,280回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 人は命令をしても動かないと分かった。それでは、どうしたらよいのだろうか?そこで次は「説得する」という方法について考えてみる。
 これこれ、こういう理論で絶対にこちらが正しい。だから、あなたはこうすべきだ!というのが「説得する」ということだ。
 では、説得されると、あなたはどう思うだろうか?とても嫌な気分になるはずだ。何か言い返してやりたいのだけれど、それが言語化できず、胸にモヤモヤしたものが残る。そんな経験はないだろうか?
 つまり、自分ではっきりとした意見を持っていない事柄について、すでに理論武装した人の攻撃を受けて、どう防御してよいのか?戸惑っているモヤモヤだ。つまりは、気分が良くはないのだ。
 その場合決まって、理論武装に対して出てくるのは、すべて感情だけである。感情的に否定をすると、また理論武装をしている相手にバカにされ、更に感情はヒートアップする。そして、袂(タモト)を分かつことになるのだ。

 「説得をする」者の特徴は、自分の行為が絶対に正しいと思い込んでいるところにある。だからこそ、知らない相手にどうしたら自分の正しさが証明できるか?という自己承認欲求が最も強くなるのです。それなのに、相手のためになることをしてあげている。という自分勝手な利他の精神があるので、最もたちが悪いともいえる。
 この「説得する」という悪魔に見いだされた者は、そこから自力で抜けるのは不可能に近い。家族や友人を苦しめ、自分色に染めるのも不幸だ。もしくは、相手の反発で人間関係が壊れてしまうのも不幸だ。
 要するに、人が人を説得するということは、ほぼ不可能だということだ。行ってはならない行為の一つだと思った方が良い。人には理解するまでにかかる時間が異なるのだ。早い人もいれば、遅い人もいる。それを待ってあげられないのなら、「説得する」のではなく、諦めた方が正しいということだ。「説得する」という人の動かし方も、上手くないと分かる。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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