「風」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
経営者は「風」を吹かせる。自分の想いや理想の方向に、従業員達を導こうと、「風」を吹かせる。当然風には、強い風も弱い風もある。
そして、「風」はどこへ向かうか分からない。どこ吹く風、正に風来坊。その風に吹かれたら、どこへ流されるのかわからない。まさに朝令暮改。先など読めぬ。
風向きがころころ変わっては、髪の毛もボサボサ、周りはてんてこ舞いになってしまう。だから、風の通り道を整備してあげなければならない。それが、経営計画書であり、経営方針書であったりもする。
細かな朝令暮改など気にする必要はないのだ。強い風の流れだけ、どちらの方向に行くかを、きちんと明文化して、方針を示してさえいれば。そして、どちらの方向に風を吹かせるのかを、何度も何度も説明する。それを繰り返すことで、ようやく従業員にも、風の通り道が見えてくるというものだ。
従業員は「草」である。会社に根を張り、経営者の指示(風)で右に左に揺れ動く。草は、風の吹く方向にしか、しなることはできない。草は自らの意志で倒れる向きを決められない。だから、会社で起こった結果全てが、経営者の責任になるというものだ。向きを決められない従業員には、責任はないのである。あるのは、業務遂行責任のみである。
経営者が方針を示さず、理念のない風を吹き散らしていると、予想に合わない風により、従業員は疲弊する。下手をすれば、根から外れてしまう(辞職)者もいる。
だから、経営者は、どこ吹く風ではならないのだ。そして、従業員の根を強くする方法を考えなければならない。そうしなければ、強く強く最も強く「風」を吹かせることが出来ないのだから。
全ての草が一糸乱れず、同じ方向に倒れるようになったら、その組織は最強だ。風の吹く方向を予測し、その通りに全員でそろって体を傾けていく。まるで、風に乗っているかのように。
いまの風の時代。そういう組織のスピード感こそ最強であり、土の時代の巨大資本や巨大固定資産が物を言う時代じゃない。経営者は、それを認識して、良い「風」を強く早く吹かせて行こう!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ