「足」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
久々に自分の「足」を見た。脚ではなく足だ。爪を切ろうとして、まじまじと見ると、あちらこちらが固くなり、タコができていた。昔はこんなじゃなかったのに。いつの間にやら、こんなに荒れた足になっていたのか?と、49年間重力に逆らって、私の体重を支えてきた「足」が、とても愛おしくなった。
私は子供の頃、裸足で遊ぶことが多かった。だから、土踏まずの面積は誰よりも小さい。プールから上がった後の水の足跡を見ると、足の指側とかかと側が離れてしまう程だから、珍しいと思う。山を駆けずり回っていたせいか?足の裏の筋肉も発達していたようだ。
それがどうだろう!いまは裸足で小石を踏むだけで、足の裏が痛くて歩けない。片足で立つのも、20秒と出来ない程に筋力が落ちていた。やれやれだ。足の裏は第2の心臓とかいうけれど、これでは全然血が溜まって機能していない。夕方には足がむくんでしまうのも、運動不足のせいだろう。だいぶ足が疲弊していることに気がついた。
地に足を着けて、自分の足で歩く。足元がしっかりしている。足場のしっかりした経営。足は何事においてもベースとなる。音楽でいう通奏低音だ。変な話し通奏低音があっていれば、メロディーは多少間違えても、アレンジなのだろうと、そのままスルー出来るのだから、素晴らしい。ベースさえしっかりすれば、子供が適当に弾いても曲になる。
料理においても、ダシを何系にするかで、料理のベースが決まる。そこさえ押さえておけば、表面的に調味料を適当に入れても、味はしっかりとした足場固めが出来て、料理をミスることはない。逆にダシが抜ければ、スカスカの表面の味になる。大陸側に良くあるいい加減料理に成り下がるのだ。ベースさえ押さえておけば、料理が下手になることはまずない。
ビジネスにおいては、マーケティングだとか、営業センスだとか、技術力だとか、金勘定など下らない表面の塩コショウやスパイスにばかり目が行っている人が多いが、ビジネスのベースは「人」だ。どれだけ人を動かせるか?どれだけお客様に気に入られるか?どれだけ信頼を勝ち得るか?それこそが、ビジネスのベースである。そのベースさえ押さえておけば、要するにあなた自身に魅力さえあれば、ビジネスはいつまでも続けることが出来るのだ。すなわち、自分を含めた従業員全員の「人」が、会社の足になるのだ。
その足を慈しみ、大切に育てられる者が、ビジネスで成功をするのだ。他人を幸せに出来る資格を得られるのだ。あなたの足は、疲弊していませんか?
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ