「3つの坂」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
経営には3つの坂がある。業績が上向いているときの「上り坂」と、業績が悪くなっている時の「下り坂」。それと、予想外のことが起こる「まさか!」だ。経営は常にこの「まさか」に備えなければならない。
「まさか!」主要取引先が倒産するとは思わなかった。「まさか!」番頭役の社員が辞めるなんて思わなかった。「まさか!」社長が病気で倒れるなんて思わなかった。「まさか!」経理担当が横領しているなんて思わなかった。「まさか!」我が社が水没するなんて思わなかった。「まさか!」不倫がばれるとは思わなかった。「まさか!」社員に訴えられるなんて思わなかった。「まさか!」社員同士がダブル不倫して二人とも辞めるとは思わなかった。
まあ、数え上げればきりがないですね。そして、それはすべて社長の責任なんですよ!すべての「まさか!」に備えていなければならない。知らなかったでは済まされません。
企業が不祥事を起こした時、お客様からクレームが入った時に、社長が「オレは知らなかった」というのは最悪です。「社員が勝手に!」などと言っている人は経営者ではありません。オーナー企業において、会社にある備品も金も社屋も土も生えている草一本まで、全て自分のものだ。株を持っているのだから100%自分のものだ。と主張されるなら、その責任も100%社長の責任なのです。知らなかったでは済まされない。実際に知らなければ、知ることのできる体制を取っていなかった。もしくは、知ろうとしていなかった、という結果になるのです。不祥事が起こってから、「まさか!」なんて言っても誰も信じませんし、早くどうするか?決めなければなりません。口をあんぐり開けて、ポカーンとしている暇などないんですよね。
社員の不倫なんて関係ないじゃないか?と思いますか?結果的に仕事を覚えた人が二人も会社を辞めているんですよ!それは社長の責任じゃないですか?どうやって、そのような事態に陥らせないか?対策をしましたか?していないでしょうね?だから辞めたんですよね。
いつも先読みをして、他社の例から学び備える。「3つの坂」を乗り切るのが、経営者の重要な仕事なのです。御社は「3つの坂」に備えて対策はしていますか?
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ