「過干渉」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
原油高と円安のダブルパンチにより、ガソリン価格の高騰を防ぐため、政府は石油元売り会社へ補助金を出すそうだ。これは自由競争をゆがめる市場操作である。それを政府が行って良いのだろうか?
我々個々人のミクロ経済を考えれば、ガソリン価格が上がらないことは歓迎できる。物流は全員に関わるが、ミクロで見れば全員がガソリンを使うわけではない。それはガソリンに限ったことなのか?灯油はどうなるのか?北海道や東北など冬の需要が多い場所と、沖縄のようにほとんど使用しない場所とを比較すると、政府の措置は偏りがあるように思えてならない。
子供がクラスの子に叩かれたと聞き、相手の家に文句を言いに行く親。学校で使う物を買う時に、一番いいものを買い与える親。子供が転んですりむいた位で、大騒ぎをして学校を休んで病院へ連れて行く親。
このような過干渉が、その子の未来を潰すことは誰でもご存知だろう。過干渉の目的は、子供のためではなく、子供のためを思っている自分を演じている親のエゴでしかない。結局は自分のためなのである。
人気取りのために税金をばらまくことが政治ではない。政治家とはLawメーカーすなわち、法律を作ったり廃棄するために議論することが本来の仕事であるはず。その国のルールを作ることが出来る、ビジネスで言うと経営者ということだ。選挙で票を取ることが目的になっていないだろうか?
就業規則や各種規定を設けて、誰もが幸せに生きられる会社を目指すように、国のルールを法制化して、誰もが幸せに生きられる国を目指すのが、政治の目的だ。困っている子供に、お小遣いでその場しのぎをしても、結局はその子の未来のためにはならない。過干渉だけはやめてほしい。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ