「副業」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
少し前までは、「副業」を禁止する会社が多かった。ところが、いまは政府主導で「副業」を推奨しています。それなのにおかしなルールが結構あります。「同業他社で働いてはならない」。
普通は自分の持っているスキルを利用して副業をするはずです。同業種になるのは、自然なことじゃないですかね?競業避止義務違反などというバカげたルールは、就業規則から削除すべきですね。転職する人だって、同業他社に行くに決まっています。1年間は同業への転職を禁ずるなんて書かれていますが、1年も待っていたら、経験も錆びつくし、その前に干上がってしまう。非現実的です。この昭和の考えはもう古い。
個人的には副業は賛成です。元々、我社の就業規則では禁止していません。機密の漏洩などを注意すれば、それほど縛りをつけることはないと思っている。そもそも一従業員が持っている情報など、それほど機密とは思っていない。何でもオープンにして公知のものとなれば、機密ではなくなる。確かに、何年後にこの車がモデルチェンジするよ。なんて情報は、現行車が売れなくなるから控えるべきだろうけれど、本当に欲しければ、すぐに買うでしょ?モデルチェンジを何年も待つとは思えない。やはり我が社に隠す内容なんてないね。
他の側面もありますね。副業を解禁するのは良いのですが、ルールがないままの会社が多いようです。社会保険はどうするのか?残業代はどうするのか?過剰労働時間はどう把握するのか?すべては自己申告になるので、会社では把握しきれない。だから、自己責任であることは、明記して説明しておくべきですね。
もう労基法なんて守れない状況になっているのに、国が副業を推奨するのなら、時間で労働者を縛り付ける労基法は見直すべきです。長時間労働が苦しい人と楽しい人の差を、どう見極めるつもりなのか?おかしな状況になっていると思います。時間という物差しだけで仕事を測るからいけないのです。我が社のように一人前になるのに、何年もかかるような職業は、新人の方が残業代が高くなるという、あり得ない状況になってしまう。仕事ができる者が、早く終われて早く帰れるのだ。出来が悪い者が、居残りになるのであり、残業とは言わない。やるべきことが時間内に終われなかった。というだけのことだ。だから、我社に残業という概念はない。労基法?そんなのクソです。文句あるならどこへでも出てやるよ。間違っているのは、労基法の方です。成果を上げられない者に残業代を払っていたら、会社はすぐに倒産ですよ。
そもそも「副業」を推奨しているのは、一つの会社じゃ賃金が頭打ちになっているので、複数個所で働いて、過労死してでも税金を収めろ!という政府の方針でしょ!そんな方針の者達に労基法云々は、言えないわけですよ!
「副業」を、余暇を利用して収入まで増えればラッキー!なんておめでたい考えの人は、副業をしないことをお勧めしますよ。所詮、自分が疲弊して本業にも悪影響が出て、ウツになったと、休業して給与だけもらっていく人になるのだろうから。誰も幸せになどなれませんよ。
「副業」は創業するのと同じ位、きちんとした事業計画が書けて、働き方の時間割もきちんと作れるような人が行うべきものです。いわゆるエリートが行う内容です。それが理解できない人が、簡単に「副業」に手を出すのは、私は推奨できません。まあ、挑戦するのは構いませんけれどね。泣き言は聞かないからね。自分でケツ拭けよ!子供じゃないんだからね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ