「異世界転生」
第1,347回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
最近のアニメはやたらと「異世界転生」ものが多い。よほど現世がつまらないと見える。そして、どう逆立ちしても良くならないと知っているから、まったく違う異世界で活躍する夢を見るのだろうか?それは単なる現実逃避だ。
人は自分が絶対的優位に立ちたいと思うものだ。しかし現実は、自分より頭のいい人はいるし、自分より身体能力が高い人もいる。自分より仕事ができる人もいるし、稼ぐのが上手い人もいれば、信じられないほど強運を持っている人もいる。努力してそれを超えようとする人もいるし、挫折して諦める人もいる。
生まれからして普通でしかない、ハンデがあるという劣等感で親に恵まれなかったとか、自分の出自にまで絶望する人が増えている。
そんな反面として、非現実へ逃げ込みたくなり、あり得ない異世界で自分が活躍することを夢見るのだろう。しかし、そんな異世界があったとしても、前世の記憶が残っているはずがないのだ。夢など見ても、何の意味もない。所詮はアニメの話しなのだ。
私がこどもの頃は、その対象がロボットだったように思う。マジンガーZやゲッターロボ、ライディーンなどに憧れるのは、他を圧倒する強さというより、正義のために自己犠牲で戦うという動機だった。
最近は自分のために特別な能力を欲しがり、他を圧倒する内容がもてはやされる。それに比べて、昔の方が道徳的な内容が多かったように思うのは私だけだろうか?
最近のアニメはやたらと「異世界転生」ものが多い。よほど現世から現実逃避をしたいのだろう。それだけ、生きていくことが厳しい世の中になっているという訳だ。
昔は人口が増えており、放っておいても経済成長していたので、道徳的な内容が必要だったのだろう。いまは、それ以前に普通の生活すらままならない人が多い。そのため、現状をひっくり返せるような、圧倒的に強い力に憧れるという需要が多いのかもしれない。実に残念な傾向だ。
夢を追うより、現実逃避をして、現実世界を思い通りにしたいと考える若者が増えても、あまり良い未来は描けないように思う。「異世界転生」のアニメを否定はしないが、そういう内容が増えることについて考察してみたが、真意の程は知らない。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ