「自分の言葉」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 何事も、自分の言葉にしたいと思う。知らない言葉があると、いまは皆すぐに「ググる」。そして、「はぁー」と納得した気分になるから、またすぐに忘れて同じキーワードを何度も検索するわけだ。それは、自分の言葉になっていないからだ。
 私は自分の知らない言葉を使っている人がいると、友達でもお客様でも誰彼構わず「それって何?」って聞きます。感覚的にわかっていても、相手が自分の言葉で説明してくれることを望みます。なぜなら、その言葉が腹落ちしていなければ、説明が出来ないからです。
 格好をつけて横文字を使う人が多いので、「レジュメ」って何?「ソリューション」って何?「アサイン」って何?「アジェンダ」って何?「イシュー」って何?あんたら日本語使えよ!日本人だろ!と思うことが多い。
 そして、「それってどういう意味?」と聞くと、たいていが面倒な顔をして「調べてよ」というのだ。要するに自分の言葉に出来ていない人の末路だ。何となく使っているだけで、その言葉について思考したことがないのだろう。だから、「自分の言葉」になっていないのだ。
 自分の言葉になっていない内容を人に話しても、人の心は動かせない。なぜなら、この世は「言葉」で出来ているからだ。
 人は言語化しなければ、その存在を具現化できない。自分という存在すらも、「シンジ」という名前が言葉として存在しなければ、この世に存在しえない。
 言葉にならないものは、存在しえない。神ですら、「神」という言葉があって初めて、その存在が人に伝わるのだ。人は言語化しなければ、何事も存在しえないのだ。
 だから、言葉を大切に生き、言葉を借りもののまま使用するのではなく、「自分の言葉」にすることは、極めて重要だと思っている。だから私は知らない言葉や、自分の言葉になっていない言葉に出会うと、調べなどせず、無邪気に聞く。「それって、そういう意味?」

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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