「宗教」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。第1,167回です。
この世にはあまたの「宗教」がある。私は詳しくはないが、「宗教」が人を熱狂させる理由は分かっているつもりだ。最も分かりやすいのがキリスト教だろう。
世界で一番読まれているベストセラーの書籍は「聖書」です。そしてそれは、「物語」になっているからです。
更に、「絵画」で視覚的にわかりやすくし、その説明をする神父のバックには「音楽」を付けて感動させる手法です。これが、世界24億人と全人口の32%もの人が熱狂する「宗教」である理由は、物語であるからなのだ。だから、十中八九どの「宗教」にも物語があるのです。それを経典と呼ぶ場合がありますよね。そこには大抵、神の奇跡の事例が書かれているだろう。そのような神話そのものが物語として、「宗教」の根幹をなしていると思っている。
それに引き換え、「科学」というものに、物語はないのだ。実験の結果と、事実の証明の積み重ねだけでしかなく、そこに感動はないのだ。いや、探求心のある者には感動があるだろうが、極めて分かりにくいといえる。にもかかわらず、現代の人々は「科学的に証明されている事実」を欲しがるのだ。それでいて、物語としての「宗教」にも感動をするという、矛盾した感情を持っているように思う。
人々は天動説を信じていたのに、科学的に地動説が正しいと知ると、今度は自分で証明せずにそれを信じる。ここで、自分で証明しようとする人は、理系向きな人だろう。ただ盲目的に信じる人は、それこそそれが「宗教」になっていることに気づいていないのだ。
「宗教」は物語で熱狂させるものだが、他の選択肢を考慮せず、単に信じ込むこともまた「宗教」なのだと思う。そう考えると、私達は普段気づかずに、おかしな「宗教」に入っていたりもするのだ。
国の借金は国民一人当たり1,000万円だとか、財源確保のために社会保険料を上げる必要があるだとか、働き方改革で過労死がなくなるだとか、ウクライナ侵攻をしたロシアは悪人だとか、先進国G7が世界を主導しているだとか、日本は経済大国であるだとか、自分で証明できもしないことを、信じていないだろうか?それを「宗教」と言わず何というのか?もっと「自分宗教」を信じてみてはいかがだろうか?誰かにすがるのではなく、自分の力で未来を見通そう。変な「宗教」にはまるよりはよっぽどましだ。私はそう思う。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ