「どちらでもいいです」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 日本人は自己主張をすることより、周りに合わせるように教育を受ける。同調圧力の極めて高い国だ。だから、何かを問うと大抵の人はこういう「どちらでもいいです」と。

 こっちのファミレスと、あそこのファミレスどっちがいい?
「どちらでもいいです」
 お肉が食べたい?お魚が食べたい?
「どちらでもいいです」
 一緒に行こうか?一人で行った方が良い?
「どちらでもいいです」
 温度上げようか?それとも下げる?
「どちらでもいいです」
 せっかく行くんだから、こっちにもいってみたいね?
「どちらでもいいです」

 善かれと思って、自己主張をしないのだが、これでは会話も盛り上がらないし、決定も出来ない。非常に困った人たちなのだ。
 欧米では最も嫌われるタイプだ。嫌われるだけならまだしも、軽蔑すらされる。だから、「どちらでもいいです」(ドイツ語だとエガール)という言葉は、決して使ってはならないのです。私も良く友人に怒られた。
 「シンジお前はどうしたいんだ!はっきりしなければ決められないじゃないか!お前に聞いたってことは、お前に決定権をやったんだ。その好意を無駄にするとは何事だ!」という理論になるのだ。こう言われれば、納得するだろう。
 友人ならいざ知らず、同僚や同級生などだったら、あからさまに「こいつは自分でケツをふくこともできない、甘ちゃんだぜ!こんな腰抜けみんな無視しようぜ!」とイジメの対象となることは必至だ。

 「どちらでもいいです」という言葉は、「私はいませんので、透明人間だと思ってください」と言っているに等しい。個性を捨てたことになる。生きながら死んだことになる。とても恐ろしい言葉ってことだ。まあ、日本にいる限りは、問題なけどね。イワシの群れの一匹で終わりたい人は、どうぞ「どちらでもいいです」を選択してください。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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