「愚か者」
第1,375回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
人は誰もが、自分の主張が100%正しいと思っている。だからこそ、自分の意見というものを持つのだ。
当然、その主張に強さの違いもあるが、基本的に人は自分のことを最も愛している生き物だ。それが本能なのだ。だから、人の主張に反論するということは、「愚か者」のすることなのだ。というレス・ギブリンの著書を読んだ。まったく正しい意見だと思う。
みなさんも経験があるでしょう。なぜネットで炎上をするのか?実に単純なことです。他人の主張に反論するからだ。要するに、世の中「愚か者」が多いということだ。では、他人の意見はすべて肯定すべきなのか?という疑問が出てくる。そういうわけではない。他人と主張をぶつけ合うことは逆に良いことなのだ。ただ、そこには一定のルールがある。残念ながら、そのような大事なルールを、日本の学校は教えてくれないし、社会に出ても誰も教えてくれない。ただ、経験として知っていく者と、避けて通る者との差があるだけだ。
では「愚か者」にならないためにはどうしたらよいのだろう?まずは、自分の主張が感情に由来されていないことを知るべきである。それを客観視できない者は、自分の主張を行ってはならない。要するに文章化して後日読み返しても、恥ずかしくなく公開できることだ。
次に、自分の考えだけでなく、客観的なデーターや第三者の裏付けがあることだ。個人の主張は、誰の言葉であっても、人は信じないという特徴があるからだ。
そして、相手の主張に確実な間違いがある場合だ。その根拠も論理的に示せなければならない。そこに感情的な好き嫌い、「自分はこう思う」というような根拠のない主張が入っている場合は確実に「愚か者」になるのである。
ただし、相手が信頼関係のある友人である場合は別だ。理論的に組み上げる必要もないし、あげ足をとっても問題のない関係である場合もあるだろう。また、反論したいがために主張を否定する場合もあるだろう。
同じ言葉でも、相手との信頼関係によってその結果が変わってしまうところは、ハラスメントと同じと言える。とどのつまり、すべてはコミュニケーション能力ということになる。
人の主張に反論するということは、「愚か者」のすることなのだ。まずは、相手の主張をよく聞き、それを肯定するところから始めよう。そして、どうしても納得のいかないところは、相手になぜなのか?質問をすればいい。
質問をすれば、相手は自分に興味を持ってくれたと分かり、あなたに興味を持ちだす。そうやって信頼関係を積み上げたうえで、徐々に相手の主張と自分の考えの違いを自分自身が理解して行けばいいのだ。それが最も深い学びとなるのに、そこに至る前に、感情を爆発させて怒りに負ける人が多い。もしくは尻尾を巻いて逃げる人も多い。だから、コミュニケーションが下手な人が多いのだ。そして、人間関係に悩み、勝手に心を痛め病気になる。だから私は、レス・ギブリンの主張は正しいと思う。彼の主張はこのブログの様な組み立てではなく、遠く離れた組み立てだ。しかし、本質はとらえていると思っている。言葉の選び方が強烈だとは思うが、だからこそ私の目を引いたのも事実だ。
人の主張に反論するということは、「愚か者」のすることなのだ。どなたか、私の主張に反論される方はいないだろうか?「愚か者」にならずに議論できる勇気ある方をお持ちしております。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ