「運」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 あなたは「運」が良いほうだと思いますか?「運」が悪いほうだと思いますか?現在の私は「運」が良いと思っています。ですが、2年前まではとても「運」が悪いと思っていました。よく「運」が尽きる。運を使い過ぎたなどといいますが、使用できる「運」には量が決まっているのか?「運」とは変わるものなのか?考えてみようと思います。

 例えば、宝くじで1億円が当たれば誰だって「運が良い」と思うはずです。ですが、その人が宝くじを当てるために2億円くじを購入していたら、あなたはそれでも「運が良い」と言えますか?
 交通事故にあって骨折をした友人に誰でもこう言います。「運が悪かったね」でも私はこう言う。「運が良かったね。死ななくて良かったね。」

 物事はとらえようによって大きく変わると思う。そして、「運が悪い」と思ってふさぎ込むと、表情が曇り誰もあなたの顔を見ても楽しくなりません。そうすると、あなたを助けようとしなくなるのは当然です。運が悪いことにより、更に悪くしているのは自分です。
 運が悪いと思っている人は、行動にも表れます。自分は運が悪いので、行かないほうが良いかもしれない。判断を相手に委ね、誘われるのを待とう。ジタバタせず、自室に引きこもっていた方が安全だ。そうやって、運が良くなる機会を自分で逃しているから、ますます運が悪くなるのです。それも、自分の責任です。

 私が考える運を良くする方法はとても単純ですが、とても困難なことを続けなければなりません。以下の4つになります。

1. 笑顔を絶やさないこと。意外と出来ないことです。
2. 行動に移すこと。その一歩を踏み出すのを躊躇しない。
3. 多くの知らない人と話すこと。セミナー講師が見た目で可愛い人だと思ったら、セミナーに参加するのも、大事な一歩。動機は不純で良い。毎日同じ電車で会う人、すれ違う人。イヤホンをして外界からの干渉を避けずに、自分から近づく。そこにチャンスがある。レジで並んでいる時に前後の人と話す人は少ない。少ないということは、そこにチャンスがある。周りの人を無視せず、すべての人があなたの友人だと思うことだ。
4. 自分は運が良いと思い込む。出来れば、毎朝鏡の前で自分の目を見ながら、笑顔で「私は運が良い。今日も良い日になるよ」と言い続ける。アホじゃないかと思う人は、運が良くなることはないと思う。別にすべての人が、運が良くなって欲しいとは思わない。運に限りがあるからではなく、運を自分で動かすことを知ろうとしない人には、何を言っても無駄だから。説得する気はないね。四の五の言わずにやった者勝ちさ!

 私は前職で社長と社長の愛人による業務上横領を見つけましたが、内部告発を税務署にばらされて、刑事告訴も警察がやる気がなくて失敗し、弁護士費用、探偵費用がかさみ。給与を減らされて、お金も人望も失って、家内に見捨てられ、仕事も失いました。普通なら自殺するか、相手を殺しているでしょうね。本当に運が悪いと思っていました。だって、私が悪いことをしたわけじゃやないですから。運の悪い人に連続して当たったのだと思っていたから。
 すべてを失って、ようやく気が付いた。運が悪かったわけでもなく、できの悪い人に連続して当たったわけでもなかったのでした。だから私を見捨てた家内の気持ちもよくわかる。
 横領(ゴーンと同じ特別背任)をしている会社でも、そこで生きて行きたい従業員はいる。従業員が逮捕されるわけじゃないのだから、会社の将来がどうなろうが関係のないことだった。勝手な自分の正義を振りかざし、天誅(テンチュウ)を下そうと思うことこそ、分不相応だった。一体私は何に勝とうと思っていたのか?そして勝って得られるものは何のか?一瞬スカッとする気持ちだけでしかない。自分にコントロールできない犯罪であれば、たとえ法に触れていても、私にどうすることもできないことだった。一緒に犯罪に加担できなければ、自分が出ていくだけだった。
 そして私は創業し、すべて「ゼロ」からやり直すことにした。そのためには私は自分を励まさなければ前に進めなかった。だから、「笑顔」と「行動」、「なるべく色々な人と話す」そして、鏡を見ながら「私は運が良い。今日も楽しい日が始まるよ!」と言い続けた。そうしたら、本当に不思議なほどに運が良くなり。仕事がどんどん決まっていった。飛び込みの電話で仕事が取れるなんて、運が良いとしか言いようがないじゃないですか!そうすると、私はまた「笑顔」になれる。どんどん「行動」するようになる。当然失敗することはあるけれど、それを埋め合わせる成功がどんどん向こうから向かってくるようになったのです。そして、一番大事なことは、「大勢の人が私を応援して、助けてくれるようになった」のです。
 ダメなものにしがみつかず、どんどん未来へ向かっていけば、誰でも運が良くなるのです。変えられない過去を振り払い。未来に目を向け、あごを上げて笑顔で先を見て行けば、誰でも運が良くなるのです。それでも運が悪い時は誰にでもあるものです。それを「最悪の事態をまぬがれた」と思って、前向きに建設的にとらえ、更なる前を見て行けばいいのです。「運」を待っている者には「運」はつかめません。自分に負けて逃げた者は、「運」を手放すことになるのです。未来を見ている者には、「運」が見えるようになり、「運」が自分にぶち当たってくるようになるのです。

 運が悪い人の決定的に悪いところは、「自分は運が悪い」と思っていることです。運が良い人は全員が「自分は運が良い」と思っているのです。これ重要ですよ!
 そして、運が良い人は、独りよがりではありません。必ず「誰かのために」なることをしているから、運が良くなると思っています。運が良いと思っているだけで宝くじは当たりませんからね。そんなの、あなた個人の独りよがりでしょ!そんな人を助けてくれる人も、応援してくれる人もいません。分不相応なお金を手に入れても、不幸を招くだけです。
 運が悪いと思っている経営者では、お話になりません。すぐに倒産しますよ。運が良いと思っていない経営者の会社はすぐに辞めるべきです。

 これは実体験で証明されていることであり、先月たまたま読んだ、リチャード・ワイズマン博士の書いた「運のいい人の法則」(角川文庫)でも、心理学的に私の考えを裏付けしてくれた。
 私の人生は、私が主人公であり、私の為の劇場です。だから、私が望めば必ずハッピーエンドで終わるのです。人の意志は私には変えられないけれど、私が出来ることは、すべて私の思い通りになるのだから、こんなに楽しい人生はない。自分が妥協をすれば、それなりの末路になるだけです。
 だから、笑顔で行動をし続け、何でも挑戦していくんです。怖がって石橋を叩いている人には運が向いてきません。運が天から降ってくると思っている人にも、運は向きません。動いた先にこそ、運をつかむチャンスが待っているのです。うじうじしていないで、「笑顔で行動すること」それが、運を良くする唯一の方法だと思う。私はとてもラッキーな人生を送っているよ!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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