「トイレの中で」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 トイレの中で便器に座ると、色々なことを思い出す。連絡をしようと思っていた人のこと、進めようと思っていた仕事のこと、食材の賞味期限を思い出し、今夜のメニューが決まる。などである。
 そう要するに、普段忙しさに追われているけれど、トイレの中で「ふっと」一息ついた瞬間に、考えがまとまる。記憶がよみがえるなどの、思考の時間を作ることが出来るのだ。

 私達は普段の仕事は慣れにより条件反射で行っている。考えて行っているつもりが、知らぬ間に深く考えずに行動しているものだ。なぜなら、脳は考えることにカロリーと血糖を使う。古来、人が今のようにカロリーを摂取出来ない時代は、脳がカロリーを消費すると、狩猟につかう体力が削られ、生存確率が下がってしまう危険があった。そこで、本能的に脳は「なまける」ように出来ている。その本能はカロリー摂取の十分な現代でも生きている。
 脳はなるべく記憶に残さない。考えを複雑にせず、前例踏襲をしようとする。いつものパターンだと判断したら、記憶に残さず同じ指令を筋肉に送り、思考には至らない。その方が早いし、カロリー消費も抑えられるからだ。
 そのため、現代の私達は脳が「なまける」のを防止しなければならない。脳にだまされないように、常にイレギュラーを想定させるような行動を行うべきだ。そして、脳に汗をかかせなければ、人との差は埋まらない。

 私達は忙しく仕事をしているようで、意外と思考していない。目や体が疲れても、脳はその能力を発揮せずにいる。
 トイレに入り、体が脱力した瞬間。脳が思考をする暇(イトマ)ができ、自然と思考の流れに身を任せることが出来るのだと思う。うっかり思考に浸ってしまうと、10分も便座に座ってた!なんてことも。私はトイレでアイデアが浮かぶことが多くある。作曲でも同様だ。
 1998年に作曲したピアノ曲のタイトルも「トイレの中で」だった。当時は今のような思考ではなかったが、わりといい曲だと思っている。わずか1分10秒の曲です。

おはようございます。今日のブログと合わせてお聞きください。「トイレの中で」

Posted by 木下 シンジshinji on Sunday, May 30, 2021

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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