「理由」

第1,372回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

　あなたがそれを行う「理由」は何ですか？あなたが結婚をする理由は？あなたが仕事をする理由は？あなたは、その「理由」他人のせいにしていないだろうか？
　上司がそういったから？誰々がこう言っていたから？そうやって人のせいにしてはいないだろうか？そうやって自分以外に「理由」を探しているうちは、何歳になっても大人とは言えないのだよ。

　例えば、あなたの会社の業績が悪く、突然倒産を言い渡された。そりゃ経営者が悪いと思うのは当然だ。しかし、あなたには職業選択の自由があり、いまの会社を選択したのは、あなたなのですよ。倒産しそうかどうかを考え、転職の決断をしなかったのも、あなたの判断なのですよ。「理由」を他人に見つけてはいけないのです。
　例えば、小さいころからピアノの演奏をしていて、親に期待されるままやってきた。それなりに結果が出せて、コンクールでも優勝した。子供の時は、褒められるのがうれしかったけれど、大人になってみて自分がピアノを弾いている「理由」が分からなくなり、以前のように楽しく弾けなくなった。結果、お客さんが離れて行ってしまった。なんてこともあるのです。
　サッカーチームで一番のストライカーだった友人が、スカウトされて海外のチームに行った。あいつが戻ってくるまで、あいつの代わりにチームを引っ張っていこうと頑張った。ある時、海外チームと試合をすることになり、対戦相手にあいつが加わった。久しぶりに一緒にプレイが出来ると思ったのに、駆け寄って話しかけた俺にあいつはこう言った。
　試合前に敵にこびてんじゃねーよ！オレのために頑張ってきた？お前自分でサッカーしてんじゃねーのかよ！オレを「理由」にしてんなら辞めちまえよ！お前なんかにぜってー負けねーからな！

　どれも極端な例かもしれない。だが、平和ボケして会社や国に守られて、強い意志のなくなった人が多くいるように思う。
　失敗すれば私財を投じて、命取られる思いで経営をしていると、他人を「理由」にしている者が目立って仕方ない。そもそも決断したのは常に自分だってことを忘れてはならないってことです。

　いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ