「正しい評価」
第1,441回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
良く大会社が360度評価というものを行ったりしている。上司の評価、同僚の評価、他の上司の評価、本人評価をすり合わせていくというあれだ。別に否定はしないが、私はそれが「正しい評価」とは思っていない。方法を変えても、所詮は人が評価しているので、「正しい評価」になどなりはしないのだ。ではどうするのか?
人の評価は難しい。人が行う評価で完璧な「正しい評価」など出来るのでしょうか?私は、この世に「正しい評価」などないと思っています。なぜなら、人が他人を評価する際には、必ず感情が邪魔をするからです。
この人は何だか苦手だな。この程度の評価でいいや。この人とは気が合うから、評価を上げてあげよう。このように、可愛がる人と、好きじゃない人との間には、見えざる評価の壁が出来てしまう。それでは「正しい評価」がないとしたら、どうしたらよいのだろう?私は「納得の評価」をすべきだと思っている。
評価項目は明文化されて全員に公開されているべきだ。そして、すべて絶対評価で数値化して評価をするべきだ。感情をなるべく排して、ルールに沿って徹底すべきだ。それでも、偏った評価は生まれる。
絶対評価の数値で全員の序列を付けて、それを相対評価する。労働分配率に合わせて昇給を決めれば、理論的には「正しい評価」になるのだが、数字だけでは納得感は小さい。
そこで重要になるのが、個人面談だ。数値化している内容を逆に抽象的な言葉で一つずつ説明をして、その内容ができているかどうか?自問自答してもらうのだ。それに対する数字評価を見せてあげれば、そこには「納得感」が生まれるのだ。
これは成果主義とは異なる。成果主義は成果だけを見ているが、「納得の評価」は、人を見ている。だが、同時に結果も求める。ビジネスは結果がすべてだ。しかし、結果を出すのを待つのではなく、上司や経営者が一緒にその結果を伴奏するところに、成果主義とは違う「納得の評価」があるのだ。だから私は「正しい評価」など求めてはいない。絶対的に正しい評価など、この世には存在しないと思っているからだ。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ