「もったいない」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 食べ物を粗末にしたら「もったいない」。子供の頃よく言われたのではないでしょうか?日本では、食物が自分の口に運ばれるまでの、食材や人手への感謝を込めた「いただきます」。おいしく食事としていただいたことへの感謝と食材への謝罪を込めて「ごちそうさまでした」という挨拶がある。
ドイツ語では単に「食べ始めます」を意味する「マルツァイト」があるが、「ごちそうさま」の挨拶はない。キリスト教圏では神への感謝の祈りなどがあるが、食べ終えた時の挨拶はない。「ごちそうさま」は日本独特の和の精神だと思う。
 食物に限らず、日本では物を捨てるときに「もったいない」と言って、なるべく長く使うようにする。減価償却の耐用年数など無視だ。しかし、当然不要なものは捨てても構わない。長く使われないのに、ほこりをかぶっているのでは意味がない。そして、使えなくなるまで徹底的に愛用し、そして捨てるときには「長い間使わせてくれて、ありがとうね」と言って捨てる。
 他の家がどうしているかは知らないが、私はハブラシ1本でも今も心の中で手を合わせて捨てている。「物には魂が宿る」という和の精神が好きだからだ。人も物も死ねば、みな土にかえり、また世界の一部になる。きっとこのハブラシにも人の一部であった時があるのかもしれない。そう思って捨てる「もったいない」精神は美しいと思う。
 実はこの言葉、「MOTTAINAI」とそのままに、海外で利用されているんです。日本語にしかない、精神を表す言葉。他の言語に出来ないからこそ、日本語をそのままに広まっているなんて、とてもうれしいことじゃないですか?
 物に八つ当たりをしたりする人は、この精神が不足していると思う。主に男性だが。その行為はとても子供だと思う。その人の人間性が傷つきます。「もったいない」ことです。
 物に優しくなれると、人にも優しくなれるものです。私も常にそんな人間でありたいものです。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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