「従業員はコストか?」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
社長はなぜ、あんなにも働けと怒るのか?そう思った従業員もいるのではないでしょうか?実際、企業におけるもっとも大きな費用は労務費。いわゆる人件費になります。
また決算書上は、労務費は販売管理費に含まれるので、税務的にはその他の損金(経費)と同様に「コスト」として扱われます。
しかし、従業員は「人」です。コストと思われて、うれしい人はいません。稼いでくれるのも従業員。助けてくれるのも従業員。一緒に笑いあえるのも従業員です。
現在の日本では、就業者人口は年間100万人減っているのが現実です。リタイヤする人が増えているのに、若者の人数が不足しています。いますぐにそれを変えることは、もうできません。いま出来ることは20年後、30年後の対策でしかありません。
ということは、確実に人手不足になって行くということです。企業の今後を考えると、人手不足によるサービス低下が顕著になるでしょう。「おもてなし」をしたくとも、人がいなくて出来なくなるのです。
それに対応するには、従業員を大切にした会社にしなければなりません。従業員の定着率を上げ、従業員満足を上げるのです。
従業員満足を上げるというと、給与を上げるとか、休みを増やすとか、残業をなくすなどと考える方が多いですが、違います。従業員が、この会社で活躍し、もっと仕事がしたいと思うような会社にすれば良いのです。当然、休みも必要でしょう。賃金も上げたい。ですが、それから行うのではなく、心が満足する職場。心が満足する仕事。心が安らぐ仲間になることを第一にしなければなりません。
そして、従業員の子供が、親と同じ会社で働きたい。そう思えるような会社にすれば、会社の未来は安泰です。その素地をつくるのが、経営者の役割でもあるのです。従業員はコストではなく、仲間であり家族なのです。
人は一人で「感動」することはありません。必ず、誰かが、自分以外の誰かのために何かを一生懸命行う姿に、人は感動します。感動を共有するのが、仲間であり、家族です。経営者が目指すべき道は、従業員とのその様な関係構築なのではないでしょうか?
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ