「仕事のできない奴」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。第1,189回です。

　世の中には「仕事の出来ない奴」が結構いる。そういう人は畢竟（ヒッキョウ）こう思っている。「上司とそりが合わない」「会社の教育制度が悪い」「世の中が悪い」などと、他責にしているのだ。だから自分が成長しないってことも、分かっていないのだ。「仕事の出来ない奴」の特徴は、人の時間を奪うことだ。

　例えば、道をふさいでゆっくり歩く奴や、ゆっくり走る車。自分は急いでいないかもしれないが、人の時間を奪っていることに気づかないというのは、自分勝手で「仕事の出来ない奴」の特徴だ。
　スーパーでお惣菜を買った。普通のレジ袋ではひっくり返ってしまうので、お惣菜用の袋を店員にお願いして買ったが、入れようとしたらサイズが全然大きすぎて合わない。仕方なくテープでぐるぐる巻きにして何とかした。結果的に時間がかかってしまった。客が何を求めているのかを考えずに、ただ機械的に仕事をしている奴は、「仕事の出来ない奴」だ。
　数人にコンサルをしていると、全員が同じことをしているはずなのに、「すみません。みんなと画面が違うんですが？」という者がいる。だって素直に私に言われたことをしていないのだから、当然の結果ですよね！「何でこちら側を見ているんですか？」と聞くと「いや、こっちの方が見やすいかと思って」と自分の主観で言うわけです。それなら、先生雇う必要ないですよね？自分勝手にやってできるなら、どうぞご勝手に！絶対あとで困るから！こういう自分勝手な人は本当に「仕事が出来ない奴」だ。
　普段の仕事ぶりも聞かなくても分かる。コンサルをしていて一番腹が立つのは、私の指示に従わない者。私の指示を否定する者だ。それなら、高い金払って私を雇う意味はないでしょ！クビにしてくれて構いませんけれど？困るのはどっちですか？と聞きたくなる。
　初めて仕事を行うのに、与信管理のために上場企業が、我々零細企業と取引をするにあたり、最初は商社を通す。なぜかというに、仕事を依頼した先の零細企業が倒産した時に、面倒に巻き込まれたくないからだ。そこは商社が行え！というわけだ。そんな下らない打ち合わせに出ている暇はない。機密保持契約をするというので、メールで送ったら、原本を郵送しろと言ってきた。我が社は紙もコピー機もFAXもスキャナーもない。習慣や前例に関係なく、紙が必要な合理的理由があれば、郵送しますと返信したところ、何も言ってこなくなった。仕事の取引もする気がないらしい。なんて上から目線なのでしょう！それならこちらも願い下げですね。まったく「仕事の出来ない奴」ほど会社の威光で威張り散らすものだ。失礼極まりない。

　世の中には「仕事の出来ない奴」が結構いる。そういう連中は、決まってすべての人が対等である、という大原則を捻じ曲げて解釈している。
　「仕事の出来ない奴」は畢竟、自分が中心の考えだ。世界の中心に自分がいる。自分に理解できないことは、理解しようとしない。だから、成長することもないし、開眼することもない。素直に謝ることすら出来ない。
　他人の立場で物事を考えられないから、友人とは仲たがいをするし、トラブルを起こす。さらに家族ともうまくいかない。そういう連中が自分より立場が弱いと思える者に八つ当たりをするわけだ。なぜなら、「仕事が出来ない奴」だからだよ！

　いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ